1. HOME
  2. バーチャルオープンラボ
  3. 超精密機械とメカトロニクス要素技術(センサ、アクチュエータ、機構)
  • トピック
  • キーワードから選ぶ
  • 教員一覧
  • 検索結果

超精密機械とメカトロニクス要素技術(センサ、アクチュエータ、機構)

ジャークセンサによる軸受損傷診断実験装置:独自に考案したセンサと信号処理法によって、極低速回転下でも診断を可能とした。

圧電セラミックスのフレクソエレクトリック効果の測定実験装置:ねじり変形により高出力が得られることを発見し、新しい角加速度センサの開発を進めている。

辺見研究室では、電気と機械を融合したメカトロニクスの重要な要素であるセンサやアクチュエータの開発とその応用研究をしています。アクチュエータとは物を動かすための装置のことです。例えば加速度の時間微分値であるジャーク(加加速度)を測ることのできる新しいセンサを独自に開発し、その応用に取り組んでいます。精密位置決め機械で多用されている圧電セラミックスの材料特性や応答を詳細に調査して、高効率で超精密なセンサ開発などに取り組んでいます。また呼気中の特定物質を検出して糖尿病診断センサシステムの開発を海外の共同研究者とともに取り組んでいます。

研究から広がる未来

本研究室で進めている研究は、工業技術や生産技術への応用につながる速戦的な内容であったり、将来の科学の発展に寄与することが期待される新しい事象の探求など、学問的にも興味深い斬新的な内容です。

卒業後の未来像

本研究室では、ハードウェアとソフトウェアの両方を取り扱っており、学生はその両方が出来る技術者になって巣立ちます。研究を通じて学んだ物事に対処する能力と、研究室で苦楽をともにした仲間との繋がりは一生の宝となっています。

機械システム工学科 辺見 信彦 教授 Link

東京工業大学博士後期課程を修了後、東京理科大学理工学部助手、信州大学工学部機械システム工学科講師助(准)教授を経て、2014年より現職。
精密機構・加工、振動の計測と制御、新センサの開発研究などに従事。

【私の学問へのきっかけ】
現在の道に進んだきっかけは、湯川秀樹博士に関する本を中学生のときに読み、漠然と物理学者になりたいと感じたことに始まります。それまでは自分もまわりも父の仕事を継ぐものと過ごしていましたが、世の中に貢献するには科学分野に進んだほうがより広く役立てるだろうといった大それた夢を抱き、最終的に大学受験で理工系への進路を決めました。ものづくりの基礎と応用、そして自分のできることを通じて少しでも人の役に立ちたいといまも考えています。

バーチャルオープンラボTOPに戻る