1. HOME
  2. バーチャルオープンラボ
  3. 自動車社会の未来を拓く フリーピストンリニア発電機
  • トピック
  • キーワードから選ぶ
  • 教員一覧
  • 検索結果

自動車社会の未来を拓く フリーピストンリニア発電機

フリーピストンリニア発電機のパワートレイン:
リニア発電機を利用することで、クランクやカムといった動力変換機構が不要となるため、燃費・電費の改善への期待が大きい

フリーピストンリニア発電機の発電実験:
ラジコン用エンジンとリニア発電機を組み合わせた実験装置を用いて、発電制御に関する研究を進めている

当研究室では、フリーピストンリニア発電機に関する研究を進めています。本システムは、リニア発電機を利用することで、水素などの燃料のエネルギーはダイレクトに電気エネルギーに変換されます。そのため、小型化や燃費・電費改善への期待が大きく、次代のハイブリッド自動車用パワートレインとして注目されています。本研究室では、さらなる燃費・電費改善を目的に、リニア発電機の高効率化設計やインバータ発電制御のシミュレーションを行っています。また、ピストンの往復運動が燃費・電費に与える影響を解明することで、超高効率なパワートレイン実現を目指します。

研究から広がる未来

世界各国で自動車の燃費向上に向けた研究開発が盛んに進められています。
本システムは、自動車社会の未来を拓く礎になるものと考え、研究を進めています。

卒業後の未来像

電機メーカ、電子部品メーカやインフラ企業に技術者として就職します。
研究室では「物理的思考力」の養成と、自立して力強く社会に貢献するための「人間力」向上を目指します。

電子情報システム工学科 佐藤 光秀 准教授 Link

2011年3月東北大学大学院博士前期課程修了。㈱東芝、長野県工科短大講師・主任を経て、2019年4月より信州大学工学部助教、2024年1月より現職。博士(工学)(信州大学)。
研究分野は電気機器で、主にリニアモータ・リニア発電技術、可変界磁モータに関する研究。

【先生の学問へのきっかけ】
幼いころからバスケと鉄道が大好きでした。将来は、高速鉄道の研究者・技術者になりたいと思うようになり、大学ではリニアモーターカーの基盤技術である「磁性」や「低温物理」を学びました。民間企業では念願叶って高速鉄道の開発業務を担当し、「電気機器」を中心に幅広く知識・経験を得ました。故郷の長野県に戻ってからは縁が重なり、幼いころ思い描いていた「リニアモータ」に関する研究を行っています。幼いころの興味がきっかけで道が拓かれ、様々な環境で視野を広げる経験が得られました。今後も興味を持つことを大切にしたいと思います。

バーチャルオープンラボTOPに戻る