上田市諏訪形地先の千曲川堤防欠損と鉄道橋梁一部崩落(2019年10月15日)
佐久ケーブルテレビ年末特番「台風19号 その時佐久では・・・」収録(2019年12月15日)
頻発する水害、水不足、水環境汚染などは世界共通の問題です。しかし、自然・社会条件は地域により多種多様なため、問題の構図と有効な解決策は地域特有です。吉谷研究室では、東アフリカのフッ素汚染問題の研究に加え、令和元年の千曲川災害を受け、河川管理者、防災関連企業、他機関の専門家と協同しながら、ゲリラ豪雨観測、数値モデルによる予測・被害軽減策の評価立案、逃げ遅れゼロ達成の流域治水研究を行っています。学生は自分の興味のある個別のテーマを選び、研究を行っています。
事例を取り上げ、現状の全体像を把握し、研究はなぜ、誰のために行うのか、研究成果はどう使われるのかを常に意識することで、適切な問題設定ができるようになります。
個別知識や数値計算能力だけでなく、研究を通して社会人とのコミュニケーション能力が高まります。研究室卒業生はこれを生かして、官公庁、建設コンサルタント、建設会社に就職の他、大学院に進学しています。