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AI/IoT時代の誤りを乗り越えろ!革新的な誤り訂正・検出技術を求めて

DNAストレージに対する誤り訂正符号化 (効率的かつ化学的に安定する塩基配列生成方法や、高速な再構成方法等を研究)

論文賞受賞の記念として授与された賞牌

現在、生成されるデータは飛躍的に増加しており、データ通信量や蓄積データ量の要求も指数関数的に増加することが予想されています。柴田研究室では、高速・高信頼なデータ伝送と、大容量・高密度・長寿命なデータ保存を実現する次世代情報通信システムの構成要素となる、誤り訂正・検出技術の開発を目指しています。特に、次世代ストレージ (例えば、DNAストレージ) へのモダンな誤り訂正符号の適用や、符号化を利用した物理層セキュリティ技術、深層学習技術を活用した誤り訂正符号等の研究に注力しています。

研究から広がる未来

実世界とサイバー空間の融合が進む未来において、データの高速・高信頼な伝送と、大容量・高密度・長寿命なデータ保存は必要不可欠です。私の研究室では、未来の世界を支える次世代の誤り訂正・検出技術の開発を目指しています。

卒業後の未来像

研究活動は、専門知識とスキルの獲得に加え、問題解決能力、分析・批判的思考、コミュニケーション力などのライフスキルの獲得にも貢献します。これにより、どんな職場・立場でも優れたパフォーマンスを発揮できる人材に成長することが期待されます。

電子情報システム工学科 柴田 凌 助教 Link

2020年東京理科大学大学院工学研究科修了、博士 (工学)。
同年同大学工学部情報工学科助教。2023年より現職。
符号理論、特に確率推論と疎行列に基づく誤り訂正符号の研究に従事。

【私の学問へのきっかけ】
子どもの頃は図鑑が好きで、よく眺めていました。しかし、高校生になると理系に進んだものの、理数系があまり好きではなく、「将来は理系とは離れた職に就こう」と考えていました。とはいえ、工学部へ進学しました。受験勉強とは異なり、大学の研究では必ずしも答えがあるわけではありません。こうした問題に対して、「自ら問いを立て、自らゴールを設定できる」ことの楽しさと自由さに魅了され、知らずのうちにここまで進んできました。

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