1. HOME
  2. バーチャルオープンラボ
  3. 21世紀の革新的素材であるナノカーボンを用いて世界の環境問題に挑む
  • トピック
  • キーワードから選ぶ
  • 教員一覧
  • 検索結果

21世紀の革新的素材であるナノカーボンを用いて世界の環境問題に挑む

ナノカーボンの構造モデル(左)と当研究室で主に研究している二層カーボンナノチューブの高分解能電子顕微鏡写真(右)

構造制御したナノカーボンを用いた強靭性を有する海水淡水化用高性能メンブランの構造モデル

竹内研究室では、21世紀素材であるカーボンナノチューブに代表されるナノカーボン(ナノメータサイズで精緻に構造が制御され、それによって従来には無い高度な性能が付与され、革新的な機能を発現する炭素体)について研究しています。それらナノカーボンの精緻な生成・構造制御により、超高機能複合材、超軽量導電体、高性能エネルギー貯蔵デバイス(リチウムイオン電池や電気二重層キャパシタ)および高性能水分離膜などに応用しています。身近にある炭素は古くて新しい魅力的な素材として今注目されています。

研究から広がる未来

ナノカーボンを用いたナノ構造制御による高強度かつ超軽量ケーブルによって宇宙エレベータも夢物語ではなくなってきています。また、世界中で水不足が大きな問題となっており、革新的な水分離膜の実現に大きな期待が寄せられています。

卒業後の未来像

当研究室では、物理、化学、電気など広範囲に渡って先端ナノテク研究を行っています。それによって卒業生は、化学、材料、水処理、環境、自動車、繊維、食品といった企業や研究機関での活躍が期待できます。

水環境・土木工学科 竹内 健司 准教授 (カーボン科学研究所) Link

信州大学大学院工学系研究科博士課程を修了後、企業技術者を経て2008年より現職。
研究分野はナノカーボンの創成と応用。

【私の学問へのきっかけ】
小中学生の時にコンピュータに興味を持ち、漠然と科学者に憧れを感じていました。高校生や大学生になると恩師の影響もあり、特にナノ物質について興味がわいて、この世にない全く新しい物質を自力で創成してみたいと強く思うようになりました。まだ満足できる物質は創成できていませんが、一生かけてチャレンジしていこうと思います。

バーチャルオープンラボTOPに戻る