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★設計を検証するって、とっても重要★ 「100%バグフリー設計」を目指して!!

HiPSツール:階層型ペトリネットを設計・解析・シミュレーション実行する統合環境 並列分散システムのモデル化
http://sourceforge.net/projects/hips-tools/

SPINモデル検査ツール統合環境iSPINによる検証とランダムウォーク・シミュレーション実行の様子(通信プロトコル設計の検証中)

情報システムの「信頼性(Dependability)」に関して、ネットワークのQoS・暗号化通信に代表される「安全性(Safety)」とともに、システムの堅牢性(Reliability)を確保することが大変重要です。高い信頼性が要求される情報システムのために、可能な限り誤り(バグ)を排除した設計に仕上げていくことが重要な課題です。和﨑研究室では、「100%バグフリー設計」を目指し、ソフトウェア分野で(1)特に並列システムを対象とした、設計の全網羅的な検査システムと検証ツールの開発と(2)上流工程からの一貫設計検証環境、などを研究しています。

研究から広がる未来

ソフトウェアは目に見えず重さも無く、「情報(ビット)」という形で格納される、不思議な工業製品です。ソフトウェアの設計を検証することで、正しく動く信頼性の高い製品やサービスを提供することができます。高い信頼性を持つ情報システムの設計・開発や組み込みシステムに活かされます。

卒業後の未来像

通信ネットワーク、ソフトウェア開発、システム設計エンジニア、クラウドサービス企業などに卒業生を輩出。自律的な論理的思考ができる技術者・研究者の育成のため、日頃から研究の議論・ゼミ活動を中心とした指導を行っています。研究の成果は国内外の学会や論文で発表しています。

電子情報システム工学科 和﨑 克己 教授 (兼:情報工学科) Link

長野高専助手、信州大学工学部情報工学科助手、助教授、大学院工学系研究科准教授を経て、2009年より現職。研究分野は、並列分散システムのモデル化と解析、非同期回路の数学モデルと形式検証、モデル検査系、など。

【私の学問へのきっかけ】
高校生の時、世間ではパソコンが発売され始めていて、一日中プログラミングができる仕事に就きたいと考え、情報工学分野への進学を決めました。私が学問の道を志すきっかけとなったのは、所属研究室の指導教授から、情報システムと数学との深い繋がり、そして研究活動の成果は特定の製品に留まらず、幅広い応用に活かされることを学んだからです。大学で学んだ知識や経験は、今の研究の全てに繋がっています。学問の煌きを、皆さんも大学で体験して下さい。

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