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信州大学工学部 電子情報システム工学科

榮岩 哲二

ナノサイズ磁性体の創生とセンサ・磁気デバイスへの応用

ナノ構造を観察するためには走査型透過電子顕微鏡(STEM)等の最先端電子顕微鏡操作が欠かせない

ナノ構造を観察するためには走査型透過電子顕微鏡(STEM)等の最先端電子顕微鏡操作が欠かせない

界面活性剤の自己組織化を利用したメソポーラスシリカ薄膜の電子顕微鏡写真。約4nmの細孔がハニカム状に規則的に配列

界面活性剤の自己組織化を利用したメソポーラスシリカ薄膜の電子顕微鏡写真。約4nmの細孔がハニカム状に規則的に配列

現在の情報化社会を支えているのは半導体を中心とする電子の流れ(電流)を制御する電子デバイスです。更なる省エネルギー・高速化の切り札として電子のスピン情報を活用するスピントロニクスデバイスが期待されています。榮岩研究室では、スピントロニクスデバイス材料として、磁気ナノワイヤー或いはドットが絶縁体を介して規則配列したナノ構造体に注目し、その材料開発研究を行っています。規則的なナノ構造を作るために、界面活性剤(石鹸)の自己組織化によって生み出されるハニカム構造の活用も進めています。

研究から広がる未来

停電によってコンピュータで行っていた作業が一瞬にして消えてしまった経験はありませんか?スピントロニクスデバイスは何時停電しても停電前の状態で起動できる夢のコンピュータを実現できる可能性を持っています。榮岩研究室では、そういったスピントロニクスデバイスを構成する磁性材料の研究を行っています。磁気デバイスは状態を維持するために電流を流し続ける必要が無く、スピン注入による高速スイッチングといった省エネルギー・高速化の有力候補です。

卒業後の未来像

同研究室の材料開発は、材料の合成に始まり、構造解析、元素分析、微細構造観察、電気・磁気測定による評価結果を再び合成条件にフィードバックすることの繰り返しで、正にエンジニア教育です。真空技術、測定・分析・観察技術を身につけたエンジニアが巣立っています。

プロフィール

大学3年生の時に「これからはマグネだ!」と思い込み、それ以来、磁気記録材料・磁気センサ材料の開発とデバイスへの応用といった磁性材料を中心に研究している。最近は里山保全NPO活動も行っている。

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オフィスアワー 部屋:1F 108室

原則として水・金曜日の15時~18時をオフィスアワーとします。在室していれば他の日時でも結構です。特に事前連絡は必要ありませんが、不在のときもあります。急ぐ場合はメールでお問い合わせください。