寒川研究室紹介

准教授 寒川 典昭


 当研究室は水文・水資源学を研究対象にしている。この分野は土木工学はもちろんのこと,地球物理学,気象学,林学,人文科学等多くの学問の学際領域である。従って,水文・水資源学の研究者のバックグラウンドもまた多様である。研究を行うにあたっては,数学とコンピューターの知識を必要とするとともに,水文・水資源学に学問的な魅力を感じることが何より大切である。楽しみながら,しかし真剣に研究に取り組んで頂くことを希望する。現在,興味のある研究テーマは,
 ■気候変動に伴う年最大日降水量の非定常頻度分析(GCMデータの利用)
 ■気候変動に伴う年降水量の非定常頻度分析(GCMデータの利用)
 ■気候変動に伴う日平均・日最高・日最低気温の温暖化特性(GCMデータの利用)
等である。これらの多くは学会的にみても新しいテーマであるため,既存の関連した研究が少ないという意味で苦労が多いことは免れ得ないが,それを乗り越えた時の喜びも大きかろうと思う。また研究の手助けをするために,3つの Weekly Seminar(水文・水資源学の基礎,コンピューター,個人の卒論)と1つのMonthly Seminar(卒論の経過報告と討論)を開催するので,事前に十分な準備をして頂きたい。なお,月曜日〜金曜日の授業時間帯は研究室に在室する事を原則とする。更にできれば大学院に進学する学生を求めている。本研究室のモットーは”Equal Opportunity / Affirmative Action"である。

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