本研究室では，土木工学における種々の問題の解析を，コンピュータを用いたシミュレーションによって行っています．近年の（およびこれから予定している）テーマは
・微視構造を考慮した複合材料・不均一材料の巨視的挙動の予測
・リアルオプションを用いた公共事業の費用便益評価
・災害時におけるリスクマネジメントシステムの構築
等で，それぞれの特徴に合わせて，Mathematica（数式処理），Maple（数式処理），Ansys（構造解析），Fortran（コンピュータ言語），KKMAS（マルチエージェントシミュレーション）といったアプリケーションを使い分けて研究を行います．これ以外にやってみたいテーマを持っている場合には，水であろうが土であろうが計画であろうが，（実験はできないのでコンピュータを使う限りは）その内容について研究してもらって構わないという立場をとっています．というよりはむしろ，指示待ちになることなく，自分で探し・考え・計画し・実施するという積極的な姿勢を求めています．
なお，研究室の運営・部屋の割当て・ゼミ・行事等は大上研究室と合同で行いますので，そちらの研究室紹介も合わせて見ておいてください．