私たちの身のまわりの事象は物質を舞台として起こり、あらゆる産業の高度化・先端化においても、その根底を支えているのは物質です。物質工学科では、このような産業界を含むハイテク社会に対応できる創造性豊かな化学技術者を育成することをめざし、化学を基盤として物質の設計・合成・評価に関する知識を基礎から応用に至るまで幅広く教育しております。また、このような物質を研究する学問分野は、私たち人類の発展にとって不可欠です。物質工学に関する基礎学力や応用技術を身につけ、人類に有用な新しい機能を持つ物質の創製への第一歩を、私たちとともに踏み出しましょう。

信州大学工学部物質工学科は、化学を中心に据えた物質工学の基礎力を培い、応用的能力を涵養するよう教育を行い、創造力豊かで精緻な物質感を有する化学系技術者を育成することにより、国や地域社会の進展に貢献する。大学院においては、物質工学の広範囲な領域を現代化学的・技術的観点から統一的に教授・研究し、ハイテク社会に対応・貢献できる創造力豊かで不撓の精神を有する化学系開発・研究者を育成するとともに、自然と調和した物質工学の健全な構築に意を注ぐことにより、人類社会に貢献する。