コンクリート圧縮試験
目的:調合設計したコンクリートの力学的特性を確認する。
使用材料
材料:所定の強度,スランプとなるように調合設計したコンクリート
試験体:直径150mm,高さ300mmのテストピース3体
試験機:200t万能試験機
実験準備
- 試験体の形状計測(実験当日)
- 試験片の質量計測(実験当日)
- 実験計画の策定
計測項目
考察
- スランプ(設計値)と実測値との比較検討
- 品質基準強度(設計値)と実験値との比較検討
実験計画書
- 目的:試験体に対する加力方法や試験体の荷重を測定するロードセルのレンジを指定する
- 必要事項
- 最大耐力の実験予測値(kN)
- 加力計画:所定の単位断面積あたりの荷重速度(N/mm2/sec)にしたがって試験ができるように荷重速度(N/sec)をあらかじめ計算しておく。(教科書P51)
- 注意事項
- 実験計画書も評価の対象にする。したがって,各自,決められた期日までに実験計画書を提出すること。
- 加力は提出された実験計画書をもとに実施する。
コンクリート圧縮試験のレポートについて
必要項目
- 実験の目的
- 実験方法(試験体,計測計画,加力計画)
- 品質基準強度(設計値)、スランプ(設計値)
- 調合計画表
- スランプ(実測値)
- コンクリート打設および実験実施の日程(養生期間)
- 試験体の寸法測定方法とその結果(実測値)
- 試験体の質量(脱型後と養生後の実測値)
- 計測方法
- 加力方法,加力速度
- 使用した試験機の規格
- 実験結果の記載必要事項
- 荷重-変位曲線(変位が正しく測定できないと判断した領域のデータは削除して描くこと)
- 応力度-ひずみ曲線(ひずみが正しく測定できないと判断した領域のデータは削除して描くこと)
- 荷重と変位のデータはexcelのファイルで渡す。荷重はton,変位はmmで計測されるため,SI単位系への変換(kN,N/mm2),ひずみの求め方に注意すること。
- 最大耐力
- 最大応力度
- ヤング係数(教科書P55)
- 考察
- スランプ(設計値)と実測値との比較検討
- 品質基準強度(設計値)と実験値との比較検討
- その他
- 単位はSI系とする.
- 計算過程がわかるように記述する.
- 感想などは不要