平成13年度修士論文
 中山 佳昭

人工衛星IKONOSを利用した騒音解析に関する基礎的研究
〜沿道市街地における道路交通騒音の推定〜


研究背景と目的

人工衛星データを利用して都市環境を把握する研究ではLANDSATやSPOTなど(分解能:10m〜30m)が主に使用されているが近年、超高分解能の地球観測衛星が打ち上げられ人工衛星データの種類や情報量などが増え性能が向上している。人工衛星IKONOSもその一つである。この衛星は地上分解能が1m(パンクロマティック画像)、4m(マルチスペクトル画像)であり、従来の人工衛星データとは違った応用が可能になると考えられる。そうした応用の試みとして本研究では人工衛星IKONOSデータを利用して建物一軒ごとの位置・大きさの把握をすることを目的とする。さらに得られた建物データを騒音解析に応用することを試みた。そして解析地域で同時騒音測定を行ないユニットパターン算出式と上坂らの簡易計算方法を基に改良を加え、解析地域の騒音推定値を算出して実測値との比較・評価を行なう。





論文TOPに戻る場合は、 Laboratory Subjects をクリックしてください。