平成24年度修士論文
 吉成菜々子

土地被覆状況の違いによる気候への影響について


研究背景と目的

 ヒートアイランド現象など、気温上昇による高温化が問題となっている。既往の研究より、気象観測点周辺における緑地、アスファルトといった土地被覆状況の違いや地形、標高といった地理的な環境特性の違いにより、気象観測点周辺に気候変化があることが報告されている。本研究では、風速変化と地理的特徴、土地被覆状況について関係性を把握し、その結果から風速の変化に特徴のある気象観測点に対し、風環境の変化並びにALOS 衛星データや現地調査から、観測点周辺を方位別に分け詳細な解析を行い、風環境を考慮した土地被覆や土地利用状況と気温勾配の相関性の把握を行う。これらの結果をもとに、土地被覆状況の変化、地理的な環境の特性、風環境の変化を気温変化の要因として因子分析を行うことで、土地被覆状況の違いが気温変化に与える影響の度合いを把握する。





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