平成19年度卒業論文
 横嶌 由佳

CASBEEを用いた長野市のまちづくりに関する提案
〜ぱてぃお大門・TOiGOを評価対象として〜


研究背景と目的

近年、全国の中心市街地の多くは衰退又は停滞しているため、国では中心市街地活性化法を策定し、中心市街地の活性化に対する事業の支援を決定した。長野市においても市街地のスプロール化、中心市街地における大規模店舗の撤退により中心市街地の衰退が著しいため、中心市街地活性化法に沿って中心市街地活性化基本計画の策定が行われた。そして、平成19年5月には国からの支援を受けることが出来る認定を得た。よって、今後中心市街地活性化基本計画に沿って様々な事業が展開されていく。これらの事業が活性化と同時に環境に配慮して行われることにより、環境負荷の小さい都市が形成されることが望ましい。そこで、都市再生事業の環境性能の評価を行うことが重要であると考えた。今回は、地区スケールで行われる事業評価が可能である「CASBEE-まちづくり」を用いて評価を行った。「CASBEE-まちづくり」はまだ新しい評価ツールのためケーススタディを行い、評価項目や評価基準等を検討していくことが必要である。  そこで本研究では、中心市街地活性化基本計画に沿って行われた個々の事業計画に対してのCASBEEの結果から、長野市の中心市街地活性化の方向性について提案することを目的とする。また、長野市における中心市街地の通行量の現状把握を行う。併せて「CASBEE-まちづくり」の有効性について評価を行う。





論文TOPに戻る場合は、 Laboratory Subjects をクリックしてください。