近年、交通渋滞は大きな社会問題となっている。自動車保有台数の増加、郊外化による通勤圏の広がりに、道路、公共交通の整備が追いつかず、渋滞を覚悟で自動車に頼らざるを得ない現状がある。長野市でも毎朝、各所で渋滞を起こしている。この研究では長野市の通勤時における市街地への流入交通の現状の把握と、傾向を分析し、渋滞による損失を試算することを目的としている。