学部長挨拶
持続可能な社会を実現する技術者・研究者を目指しましょう。
20世紀になって科学技術は大きな発展を遂げ、我々の生活は随分と豊かになり、快適な暮らしがおくれるようになりました。皆さんは毎日が停電のような電気の無い生活を考えられますか?またもし車や新幹線、飛行機がなければ世の中はどうなっているでしょう。現在の日常生活で使っている様々な電気・電子機器や、生活基盤を築いている社会インフラは全て科学技術の発展によるお陰です。特に日本ではこの半世紀の発展は著しく、三十年くらい前はジャパン・アズ・ナンバーワンと言われるほどになりました。しかしながらこの10年では中国やインド等の新興国の追い上げがすさまじく、多くの生産拠点は新興国に移りつつあります。このような状況で日本がこれまでのような経済力を回復し、豊かな生活を送るためには、さらに科学技術に磨きをかけ高付加価値製品を作り続ける力を維持する必要があります。石油や鉱物資源を殆んど持たず、農産物を大量に生産するための広い平地も無い日本は、高度科学技術創造立国としてやっていくしかありません。
科学技術の発展は、最近問題となっている環境破壊や地球温暖化も引き起こしました。これからの科学技術は持続可能な社会の実現を目指して、これらの問題を解決しながら発展する必要があります。信州大学工学部は信州の豊かな自然の中で、人間を豊かに幸せにするための工学を教育研究しています。皆さんと工学部でお目にかかれることを心待ちにしています。
工学部長 岡本 正行



















