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授業紹介

物理学特論Ⅱ

2012.07.29

物理学特論Ⅱでは、物性物理学の基礎事項、特に金属電子論やバンド理論について、初歩の量子力学や統計物理学を用いて微視的な視点からの解説を行っています。教科書は、受講者の学部時代の物理学の履修状況に合わせて変えています。


本年度は、藤川高志著「化学のための初めてのシュレーディンガー方程式」(裳華房)をベースにしました。まず、「量子力学」や「熱統計力学」に関する基礎事項をまとめたあと、原子における電子論、分子における電子論、ほとんど自由に動ける電子に関する熱統計物理学的な理論(自由電子モデル)、結晶中の電子の振る舞い(バンド理論)について、数式を用いると同時に直観的な説明を加え、詳しく解説します。 さらに発展的な内容として、物質の磁場中での性質である「磁性」や、物質の電気抵抗が消失する現象である「超伝導」についての初歩的な電子論や現象論についても扱うこともあります。

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