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家庭科教育コース

生活の質の向上を考える力を育む

私たちの生活を成り立たせているものは、なんでしょう。それはありとあらゆる分野に及びます。家庭科の授業の目的は、児童生徒が「家庭生活を中心とした人間生活」を健康で文化的に営めるように、課題を解決しながらその人なりの生活を築く方法を学ぶことにあります。「生活の質(QOL)」の向上を考えるには、多方面から人間生活をとらえて、判断できる能力が必要です。本コースでは、家族関係、保育、衣生活、食生活、住生活、生活経営に関わる専門的な知識・技能と家庭科教育の指導法を学びます。

主な科目
生活経営学基礎 被服学基礎 食物学基礎 住居学基礎 保育学基礎
中等家庭科指導法基礎 現代社会と家族 アパレル科学 食品・栄養学
住居環境学 家庭科教育特論 生活工学基礎

コースの特色

家庭科教員として必要とされる専門的な知見と能力を身につけることを目的としています。本コースでは、家庭科教育の理念、目標、指導法、授業研究などについて学ぶとともに、家庭科の基盤となる家庭経営学、被服学、食物学、住居学、保育学などの専門的知識を深めます。その上で、生涯にわたる生活を計画し、 QOL(quality of life)の向上を考える力を持つ家庭科教員を育てます。
「生活」はさまざまな事象から成り立つために、広範囲な領域を持ち、さまざまな接近方法により教育・研究を行っています。人間生活と社会や環境との相互作用をふまえながら、家庭生活を中心とした人と人、人と物との関係のより良いあり方を、人類の福祉の実現に向けて追究しています。 また、今日の社会が直面する諸問題を理解するとともに、主体的に問題を見つけ、解決に向けて取り組む力を身につけることを目指しています。

カリキュラム

家庭科教育コースでは、小学校教諭一種免許状取得および中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)取得のためのカリキュラムが用意されています。本コースのカリキュラムの中心は、家庭科教育学と家庭科の教科指導内容である5つの領域(家庭経営学、被服学、食物学、住居学、保育学)から構成されています。 1年次では、教養科目および導入的な内容を学びます。2年次から中等家庭科指導法や被服学基礎、住居学基礎、食物学基礎をはじめとする基礎的な教科指導内容を幅広く学ぶことになります。3年次では、さらに理論や実践を深めます。 これらの理論や実践は、教員として必要不可欠な知識や技能で、教育実習の際にも重要なものとなります。4年次で今までの学修をさらに発展させ、卒業研究へとつなげていきます。また、これらの学修と並行して、小学校教員免許の取得のための科目の履修も必要となります。

[被服学基礎][現代社会と家族]
授業紹介

この科目は、被服に関する分野を学ぶための基礎科目です。衣生活を科学的にとらえるために必要な基礎知識を、被服材料学・被服衛生学および被服構成学の各分野から学びます。また、被服構成の基本的技法について実習し、衣生活への実践力の向上を図ります。例えば、リバーシブルの手提げの製作を自ら計画し、材料を集め、計画にあった型紙や布を作り、地直し・裁断・仮縫い・縫製して仕上げ、発表します。これにより、自らが全体の見通しを持って主体的に実習に取り組む過程で、自らの疑問を解決し、創意と工夫する態度を身につけます。

製作した小物の最終点検
家族を多様な考えやアプローチでとらえ直します。

社会の変化に伴い家族の構成やライフスタイル、家族問題は多様化しています。そこで本科目では、家族とは何か、結婚・夫婦、ジェンダー、少子高齢化など、家族・家庭生活に関する興味深いトピックを取り上げ、現代社会における家族の変容と実態を学び、これからの家族・家庭生活を検討します。例えば、家族関係から生ずる法律問題を扱う家庭裁判所の見学を通して、家族の問題と現実を考えます。

裁判所見学風景

中学生の頃、ある先生と出逢い、以来、私は家庭科教師になりたいという夢を持っています。その夢を叶えるため、どこがいいかと考えた末の選択、それが信州大学でした。家庭科の基礎となる家庭経営学、被服学、食物学、住居学、保育学の5つの領域を学ぶとともに、1 年次から学校現場や社会教育施設など、学内外の充実した学びを通して、夢に向かって一歩、一歩、進んでいきたいと思っています。

※在籍する学年、および内容は平成27年インタビュー当時のものです。

〒380-8544長野市西長野6の口 信州大学教育学部
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