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特別支援教育コース

障害のある子どもたちの未来に寄り添う

心身の障害や学習困難から生じる特別なニーズを持つ児童生徒に対して、その障害の程度と種別等に応じた適切な教育を行うことのできる教員の養成を目指すコースです。このコースでは、障害児教育現場における教育指導に即した固有のカリキュラムに基づき、障害児教育への強い情熱と関心を持ち、明確な目的意識と実践的な指導力を身につけた人材の養成を目的としています。

主な科目
特別支援教育総論 特別支援教育概説 病弱児の心理・生理・病理
障害児教育課程概説 肢体不自由児の心理・生理・病理 障害児自立活動演習

コースの特色

障害のある子どもに対する教育の本質や目標、教育制度や特別支援学校経営、障害のある児童生徒の心理や発達、障害理解や障害の原因、教育課程や指導法などの"未知の"領域を体系的に学習することになります。また、特別支援教育実習(教育学部附属特別支援学校などで実施)をはじめとする、子どもとの臨床場面を通した授業が多く用意されていることも特色の一つです。本コースでは「知的障害」「肢体不自由」「病弱」の3領域の特別支援学校教諭一種免許状を取得して卒業しますが、近年の障害の多様化に対応して、言語障害、自閉性障害、学習障害、注意欠陥/多動性障害、発達性協調運動障害、重症心身障害などについても学習する機会があります。

カリキュラム

特別支援教育では、一人ひとりの子どもがもつ障害の種類や程度の違いに応じた支援が求められます。本コースのカリキュラムでは、多様な教育的ニーズに柔軟に対応できる教育実践力と支援マインドを育成するため、講義による専門的知識の習得のみではなく、さまざまな臨床実習が用意されています。例えば、2年次に通年集中授業として行われる「知的障害児指導法実習」では、知的障害や自閉症の子どもを対象にしたサマーキャンプの企画と運営を経験します。子どもとのレクリエーション活動や宿泊を通して、一人ひとりの子どもの特性を理解し、個別の支援方法を体験的に学ぶことを目的としています。この授業ではまた、学内外の公的機関やNPO法人で行われている障害児の放課後支援事業のスタッフとして参加する実習プログラムも用意されています。他にも、病院内学級、肢体不自由特別支援学校などとの交流を経験する授業や実習プログラムが用意されています。

[障害児指導法実習]
授業紹介

この授業は本コース2年生と他コースの特別支援学校教諭一種免許状取得希望の学生を対象に行われる通年の集中授業(2単位)です。知的障害のある子どもたちの個別ニーズと障害特性を具体的に知ること、教育的支援のあり方について経験を通して考えること、その後の専門的学習への動機づけと問題意識を高めることを目的としています。

長野市内の学校、病院、福祉センター、NPO法人等の協力により、年間を通して複数の異なる実習プログラムが用意されています。附属特別支援学校で行われている『げんきクラブ』も実習プログラムの一つです。げんきクラブは同校PTAが主催する放課後支援事業で、教育学部と附属学校の共同プロジェクトとして行われている全国的にも珍しい取り組みです。毎年、前期(5-7月)と後期(10-12月)の計15回前後、水曜日の放課後に約1時間、学校の音楽室、プレイルーム、図書室などを会場に5つのグループに分かれて活動しています。学生は子どもたちの支援スタッフとして毎回参加します。

げんきクラブは子どもたちが放課後を楽しく安全に過ごせる居場所であるとともに、学生にとっては貴重な臨床実践の場でもあります。実習に参加する多くの学生から毎年高い評価を得ていますが、特別支援教育グループでは今後も附属学校(教員およびPTA)と緊密に連携協力しながら、子どもと学生の双方にとって有意義な活動となるような実習プログラムを提供したいと考えています。

読書・クラフトクラブ うんどうクラブ

このコースには、様々な交流プログラムなど、多くの子ども達との出会いの場があります。障害を持つ子ども達との「なかよしキャンプ」は、学生自ら企画運営を行う授業で、充実感と達成感があり、子ども達とふれあいながら学ぶ喜びを感じました。また"人"を感じることの大切さや、その人にとって必要なことを感じ取り、実践することの難しさも考えさせられました。特別支援教育に携わっていく上で、大切な課題を得ることができたと思っています。

※在籍する学年、および内容は平成25年インタビュー当時のものです。

〒380-8544長野市西長野6の口 信州大学教育学部
電話番号等は【お問い合わせ】をごらんください。