本大学では，３年次に４週間，４年次に２週間の教育実習を行っています。現在３年生が，信州大学教育学部附属学校園で，教育実習を行っています。その中で，信州大学教育学部附属松本中学校には，６名の３年生が教育実習Ⅰとして伺い，実習を行っているところです。６名の学生は，生徒の前に立って授業を行うことは初めての経験のため，不安を抱え，緊張している様子がうかがえますが，生徒の「わかった」，「すごい」といった自然事象に対する関心を深める姿に出会うことを心がけ，必死になって授業を創り出しています。この教育実習を通じて，教師として心構えを育て，生徒とともに授業を創り出す楽しさを味わってほしいと願っているところです。

（以下は実習生の感想です。）

教育実習Ⅰが始まって,３週間が経とうとしています。教育実習が始まる前と後で大きく変化したことは子どもたちに対するイメージです。私が思い描いていた生徒像に当てはまる生徒は若干名であり,観察実習や実際の授業実習を通して,生徒の数だけその学びのプロセスが多種多様に存在することを実感しました。また,思い描いている理想の授業とは違う方向に行ってしまったり,生徒がうまく実験ができなかったりと生徒の意識を上手く掴むことや授業を構成する難しさも同様に実感した３週間となりました。残り１週間となりましたが,生徒の学びやそれに対する教師の支援など,吸収できるものを全て吸収し,悔いの残さないような実習生活を送っていきたいです。