まず，グループ主任から全体的な説明がなされた後，後半は，地学の研究室の大学院生によって，模擬授業が行われました。長野市を流れる犀川の河原で拾った石を使って，その石からどんなことが読み取れるかを考えていただきました。地学の授業は高校で開講されているところが少なく，地学の授業を受けたのは中学以来という人が多かったのではないでしょうか。提示された石は，2種類の岩石が混ざって出来上がったものでした。2種類の岩石が形成される場所はそれぞれ遠く離れているのに，結果として混ざった岩石として姿を現すのはなぜか？その裏にはダイナミックな地球の動きの歴史がありました。石１つにも人間と同じように歴史があるということを通して，自然を見る眼，そして私たちの住む地球の営みにに少しの時間思いを巡らせていただきました。教育学部の理科教育コースでは，物理・化学・生物・地学・理科教育を万遍なくかつ専門的に学ぶことができます。理科が好きな人，将来，理科の先生になりたいと思っている人，小・中・高の教員免許を取得することができる教育学部で，総合的に理科分野の勉強をしてみませんか。

今日のオープンキャンパスが進路選択の際に少しでも参考になれば幸いです。自然豊かな信州で大学生活を送ってみることを選択肢の１つとして是非考えてみてください。