2013.12.17 【 CST 】
12月14、15日の2日間にわたり、神戸大学 内海域環境教育研究センター教授の兵頭政幸 先生に「最新の古地磁気学-人類進化、環境変動論にせまる」とのタイトルでご講義いただきました。
詳しい内容までは紹介しきれませんが、天文年代と古地磁気学的手法を用いて人類進化に関して重要な化石が発見された地層の年代を高精度で決定することの重要性や、地磁気と宇宙線の強度が気候変動に関わっている証拠が発見されつつあることなど、刺激的な内容ばかりで、普段の授業ではなかなか触れることのできない研究の最先端を学ぶことができ、とても貴重な時間となりました。
また最新の情報だけでなく、授業の冒頭では古地磁気学の基礎について、授業の合間には中国やインドネシアなど、世界各国で調査されたときのエピソードやたくさんの写真も紹介いただき、古地磁気初心者の学生にもわかりやすく、現場の雰囲気を感じることができました。兵頭先生、2日間ありがとうございました。