青木(通学合宿、学生企画、地域交流)記事詳細

第8回 あおきっこ通学合宿 活動報告

12年07月19日

第8回 あおきっこ通学合宿・感想

 

 

理数科学専攻3年 樋渡瑞幹

 

「俺、どの係もやりたくない…」が印象的だった参加者説明会。他の班の子どもが係を決め、遊びに行く姿を見て、自分の進行の仕方がまずかったのかなって思いました。「係をやりたくない」って言って子はその時どんな気持ちだったのか、ただ単純に言ってみたかっただけなのか…何か他に理由があったのか。実際どうだったかわからないけれど、もっと知りたかったし、分かってあげられればよかったなと思いました。そんな思いもあって子どもたちの気持ちを大切にしたいなと感じながらスタートをきりました。

関わる日が経つにつれて他の班の子どもとも話すようになったし、その子の「色」も出始めたかなっていうのにも気づけました。その個性は、もらい湯でいただいたお菓子を我先にとポケットに入れる姿であったり、夜中に仲間うちでちょっと夜更かしをする姿であったり、新聞紙へ落書きをする姿であったり、カラフルに手紙を綴る姿であったり。小学生らしく、また大事にしてほしいなって感じるものでした。反面、その「色」の裏には相手を傷つけることもあるのではと感じる場面も見えました。今は小学生、そして中、高と大人に近づいていけば、自然となくなっていくのかなっていう傍観的見方と、長い目で見てその子が困る思いをして欲しくないという注意する態度とでどうするべきなのかなって悩む時もありました。刻々と変化する状況の中でこの方法がいつも正しいってことは無いのかなとは思うけれど、探求する意欲は大事だなと感じました。

青木の子どもたちと触れ合うことで分かること、そして見えてくる課題など、とても勉強になりました。

 

理数科学専攻2年 那須絢太郎

 

青木で過ごした一週間を振り返ると、冷静な対応ができた場面が少なかったように感じる。子どもたちの機嫌をうかがい、子どもたちに嫌われないように行動する自分がいた。その結果、子どもたちの生活態度は徐々に緊張感のないものになっていった。宿題をすることをためらうことや、掃除を嫌がるケースも増えていった。

この合宿に入る前、自分の立てた目標は、とにかく楽しむこと。はじめての参加ということもあり、あまり考え過ぎず、目の前で起こる体験を大事にしようと心がけた。子どもたちと過ごす時間はとても刺激的で、子どもたちの目線に立つということに興味を持った。先輩方は、子どもたちと過ごした経験も長いということもあり、子どもたちの言動に注意が行き届いていた。特に、場を盛り上げるときと、冷静な対応が求められるときの対応の切りかえは大変参考になった。上記の通り、私の発する言葉は、最終的に子どもたちの注意をひくための効力を持たなかった。それに対し、先輩方が発する言葉には、子どもたちの意識に届く力を持っていた。子どもたちとどれだけ意識を共有できるかが、子どもたちと一緒に過ごす上で大切なのかを学ぶことができた。

この合宿では、子どもたちを見守ることが、言葉以上に大変なことを知った。見守ることを実現するために、自分にできる具体的行動を考え、実行する。子どもたちの両親はこれらのことを毎日当たり前のように行っている。親の偉大さを再認識し、尊敬、感謝の気持ちを抱きながら、今後も子どもたちと触れ合う活動をしていきたい。

 

社会科学専攻4年 花見直樹

 

自分にとって今回が2回目のあおきっこ通学合宿でした。前回と同様、自ら進んでというよりは周りの人に誘われて参加を決めたという感じでした。それは3年生が主体となるはずの通学合宿に4年生が数多く参加してしまっては、3年生がやりたいようにやれないのではないかと感じたからです。さときをはじめ本部の3年生は自分の参加を歓迎してくれましたが、もしかしたら話し合いで自分が多く口をはさみすぎたのかもしれません。

前回の合宿がはじめてだったということもあり、何をどうしたらいいのかモヤモヤしたまま通学合宿を過ごしていました。2回目の今回は、自分自身にもいくらか余裕があり、前回よりも全力で子どもたちに向き合えるのではないかと感じていました。前回よりも全力で子どもたちと向き合うことを目標として合宿に臨みました。しかし、またしてもうまくはいきませんでした。自分が班付きスタッフをした班にはA君という男の子がいました。彼は勉強はできるのですが、周りにとても流されやすく、宿題を始めても隣にいる子どもの宿題が気になってしまったり、室内から聞こえる楽しそうな声のする方へ行ってしまったりとなかなか宿題を終わらせることができませんでした。宿題を終わらせるために、班会や係会を抜け出させてもらったり、周りの皆より早く起きたりすることもありました。このような通学合宿をさせてもらう上で宿題など基本的なことを怠らせるわけにはいかない。自分はそういう考えをし、彼に宿題をさせることに一生懸命になってしまい、彼が宿題をしやすい環境を整えよういう考えにいきませんでした。彼は宿題のことだけではなく、班の子とトラブルを起こすということが何度かありました。私はいつからか彼のことを世話の焼ける子どもと思うようになり、彼の悪い面ばかり見てしまい、彼のよい面を見てあげることができませんでした。彼の宿題が終わらないために、班のみんなで遊ぶということができず、他の班がみんなで公園や体育館へ遊びに出掛ける姿をみて「うらやましいな。どうしてうちの班はみんなで遊べないんだろうな。」と考えてしまいました。自分の班の子どもの悪い面と他の班の子どものよい面を比べてしまうことがありました。悪い面と良い面を比べたら、どう考えても良い面が勝つに決まっているのに。

最終日前夜、彼から「もう通学合宿終わっちゃうの?もっとやっていたい」という言葉を聞いたときに、彼の良い面を全然見ることができてなかったのだなと思いました。振り返ってみると、彼は積極的に配膳をしたり、自分の班の使った食器だけでなく他の班の食器を洗うのを手伝ったりと素晴らしい姿がありました。一週間もあればもっと彼の良い面を発見できたはずです。彼や班の子どもたちは一週間楽しむことができたのだろうかと後悔しています。

今回の合宿でも、子どもたちや学生にたくさん学ばせてもらいました。一緒に合宿を作り上げた子どもたち、学生、青木村教育委員会の方をはじめ協力して下さった青木村の方々に心より感謝したいです。ありがとうございました。

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