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霜鳥 光 先生(株式会社 キャリアトラスティング 代表取締役)の講義が行われました

霜鳥 光 先生(株式会社 キャリアトラスティング 代表取締役)の講義が行われました

2018. 11.07

  • 経営者と企業

 平成30年11月7日、平成30年度「経営者と企業」 第4回の講義として、株式会社キャリアトラスティング 代表取締役 霜鳥 光氏から「後悔しない人生を生きる~起業という選択~」と題して講義が行われました。

 まず最初に「私が行っていること~経営課題を解決する人財育成~」をテーマに、御自身の紹介や、会社の概要についてお話いただきました。
 当社では人材(人財)育成を目的とした研修やセミナーを行っており、主な活動内容としては新入社員から管理職、経営者までの階層別研修やテーマ別研修の開催、学生および社会人向けのキャリア支援・コンサルティングなどを独自のプログラムで行っています。また、「自分のキャリアを信頼し続け、自分の人生は自分で創ること」を学んでもらいたいとの思いから、就活を支援する「内定塾長野校」を開校、学生時代のように人と同じにしていることに価値を置かず、個々の可能性を最大限に引き出し、自分らしい選択ができるよう支援しています。
 
 かけがえのない仲間や人脈・きずなに恵まれたという学生時代から、御自身が卒業した専門学校に勤務したことを振り返られ、人前で話す機会を得たこと、人の話を聴くことが御自身の特技だと実感されたことが今日の自分に役立っていると述べられました。
 以来、一貫して「人」に関わる仕事に就かれ、人に喜ばれる仕事がしたいとの思いから飛び込んだブライダル業界で様々な経験をして自分を確立、また今の礎をつくった人材サービス業界では、自分自身が何をしたいのか、何が得意なのか「自己イメージの確立」ができたとの経験をお話しいただきました。
 現在は、キャリアコンサルタント活動も12年目となり、研修講師として年間200回以上登壇、11年間で受講者は10万人を超え、「自分を通じて目の前の方々に影響を与えたい」という目標に取り組まれています。

「人と同じことをして満足する時代ではない~退屈なのは、世の中か自分か?~」というテーマでは、「目に見えにくいもの(being)を、どれだけフォーカスできるか」"やりがい"への着目の重要性についてお話いただきました。
 目に見えにくいことは木でいうと根っ子の部分であり、信念や心のあり方、価値観を探求することが大事、"doing"(目に見えること)より"being"だと心理学者ラバーテが提唱した概念を御紹介されました。そして、今までの個別相談等でうけた事例を挙げ「出来事自体は関係ない。自分たちの受け取り方で結果がかわり、肝になる。生きているからこそ、うまくいかないことを楽しめた時、成果・成長は最大となる」と説明されました。
 さらに「プランド・ハプンスタンス(計画された偶然)を創り出すことが人生の質を深める」として予期せぬ偶然の出来事を、プランド・ハプンスタンスに変えるには、①好奇心、②持続性、③柔軟性、④楽観性、⑤冒険心の5つの力を磨いておくことが大切であると熱く、語られました。

 最後に、『後悔しない人生を生きるために「自分自身がどうありたいか」、「何のために」常に考えることが大切であり、これを考えていくと生きる意味や楽しさ、価値を高めていくことができる。having(お金を稼ぐ)を目的にせず、信用・信頼を稼ぐことでジブンスタイルを確立してほしい。これは本日、一番お伝えしたい言葉です』とまとめ、講義を締めくくられました。

  • (株)キャリアトラスティング 代表取締役 霜鳥光氏
  • 講義風景

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