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堀江 三定 先生(株式会社マナテック 代表取締役会長)の講義が行われました

堀江 三定 先生(株式会社マナテック 代表取締役会長)の講義が行われました

2017. 11.15

  • 経営者と企業

 平成29年11月15日、平成29年度「経営者と企業」第5回の講義として、株式会社マナテック 代表取締役会長 堀江 三定氏から「地域に根ざした企業に~顧客・地域はパートナー~」と題して講義が行われました。

 はじめに御自身の略歴をお話しいただいた後、同社の御紹介として、会社の概要・沿革、企業理念等についてご説明いただきました。昭和21年、上田市に北信地域を中心とする「松田産業株式会社」として創業後、平成19年に中南信地域を中心とする日立製作所子会社の「株式会社南信日立」と合併し、「松田・南信株式会社」となり、合併10周年を迎えた今年10月には、「・」の付いた合併会社的な社名を「株式会社マナテック」へとリニューアルしました。現在は長野市に本社をおき、県内5ヶ所に事業所をかまえ長野県全域をカバーされています。

 同社は元々、設備を販売する業務を中心としていましたが、販売・流通が全国化している現在、単に物を売るだけでは優位性を維持することは困難と考え、設備工事業(設計・メンテナンス)の比重を高めてきたと話されました。製品は必ず壊れるものであり、そのメンテナンスは地元密着型となるため、地元企業に優位性があるとのことです。そうした変化を踏まえ、同社の3つの強みである商品力・技術力・トータルプロデュース力でお客様が抱える設備の課題を解決に導き、販売(商社)とメンテナンス(エンジニアリング)を組み合わせた"総合エンジニアリング商社"という独自のコンセプトで、豊かな社会創りに貢献してゆくと述べられました。

 このたび合併10周年の節目に新社名となって一歩踏み出された今、なぜ合併なのか?と振り返られました。それには顧客ニーズの変化や地域に対する思い、価値観の創出などを挙げられ、「会社は社員一人一人のもの」だとし、人を大切にする会社、魅力ある(やりがいのある)会社、夢とロマンを創造する会社を目指していかれると今後の方向性についてもお話しいただきました。

 また、地域貢献への活動例として地元の高校と連携して環境保全活動を支援したり、AC長野パルセイロや松本山雅等のスポンサーとして活動を支援するなど、スポーツ文化の振興による地域の活性化にも力を入れておられ、より一層地域に密着した会社を目指して様々なことに取り組まれていくとお話しされました。
さらに、地域社会のパートナーになるべくために「信頼性」や「考動力」(考える力+動く力)などが求められていること、夢の実現のために変わり続け前に進み続けることが大事なことと語り、講義を締めくくられました。

  • (株)マナテック 代表取締役会長 堀江三定氏
  • 講義風景

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