教員紹介

つじ りゅうへい

辻 竜平

 教授

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2.授業関係

「経験社会学基礎3」:東日本大震災にかかわるテキスト・マイニング

社会学分野で開講している「経験社会学基礎3」という授業は,「経験社会学基礎2」と「経験社会学基礎4」とともに,社会調査士の課程に収まらないさまざまな計量分析などを学ぶ科目です.(2013年度入学生からの対応する科目名は,「経験社会学発展講義1」~「経験社会学発展講義3」の予定です.)今学期は,手法として「テキスト・マイニング」を取り上げ,テーマとしては「東日本大震災」にかかわることとしました.

この授業の大きな流れとしては,オリエンテーションで全体の趣旨について説明し,続いて,東日本大震災にかかわる諸問題について全体像を把握するとともに,各自の研究関心の発表をしてもらいました.それから,テキストマイニングに必要な統計学的な知識として,コレスポンデンス分析(対応分析)とクラスター分析について説明し,テキストマイニングソフトウェアとしてKH-Coderの使い方について学びました.それから,興味関心の似ている人たち2,3人で班を作り,グループワークをしました.そして,発表会を経て以下のようなレポートとしてまとめてもらいました.

これらは,報告書や論文としては不十分な点も多いですが,社会学分野でどのような授業が行われ,どのような技術を身につけることができるのかを示すために,そして,現在社会的にも重要で関心が持たれているこのようなテーマを取り上げて分析結果を示すことによって,発災から1年半の社会の変化のいくつかの側面について記録にとどめるために,学生たちのレポートをほぼそのままの形で掲載することとしました.(ただし,学生の期末レポートを兼ねているという性格上,著者の氏名については公表しませんが,彼らが著作権を放棄したわけではありません.もし引用をされるようでしたら,面倒でも辻までお問い合わせください.)なお,この授業を受講した学生たちは,基礎統計学の授業の単位は取得済みで,中級の統計学の授業(重回帰分析や因子分析を扱うもの)を並行して受講していました.そのようなレベルの学生たちの半期の授業の成果であることを記しておきます.

レポート:
東日本大震災前後のコミュニティに対する考え方の変化(著者3人)
食品の放射能基準をめぐる論議の分析(著者2人)
放射能に関する考え方の変化(著者2人)
東日本大震災と復興需要(著者2人)

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