教員紹介

渋谷 豊

しぶや ゆたか

渋谷 豊

比較言語文化 教授

研究分野 比較文学

現在の研究テーマ

1.比較文学


a) 日本におけるフランス文学(フランスの象徴詩は日本でどんなふうに受けいれられたのか?等)
b) フランスにおける日本文学(日本の俳句はフランスでどんなふうに受けいれられたのか?等)
c) 近代日本人のフランス体験(両大戦間期のパリにおける日本人の出版活動を中心に)

2.フランス文学


a) 両大戦間期のフランス文学(サン=テグジュペリ,ラディゲ,ボーヴ etc. の読み直しと翻訳)
b) 現代フランス小説(自伝の現代的形態としての「家系の物語」を中心に)

研究から広がる未来と将来の進路

 文学の研究というのは,他者との(そして,多くの場合は「死者」との)対話に似ています。ときには,威勢よく雄弁をふるっている連中 の陰にひっそりとたたずむ人の,消え入りそうな声に耳を傾けることもあるでしょう。そんな経験を積むことでどれだけ将来が広がるのか, それはよく分かりませんが,もしかすると,この(たぶんあまり面白くもない)人生が,少しは味わい深いものに思えるかもしれません。

主要学術研究業績

〜著書〜
・La Réception de Rimbaud au Japon. 1907-1956, Atelier National de Reproduction des Thèses
・松崎碩子,和田桂子,和田博文編『両大戦間の日仏文化交流』ゆまに書房 平成 27 年(共著。『ルヴュ・フランコ・ニッポンヌ』とルネ・ モーブラン」p. 91-109 担当)
〜論文〜
・「金子光晴のパリ暮らし―読書―」Quatre Vents 第 8 号 平成 22 年 p. 74-92
・「『日佛評論』について―アミラル・ムーシェ街二十二番地―」 松尾邦之助『巴里物語[2010 年復刻版]』社会評論社 平成 22 年 p. 341- 362 に「資料論文」として掲載(初出は『比較文学年誌』第 41 号)
〜翻訳〜
・サン=テグジュペリ『人間の大地』 光文社古典新訳文庫 平成 27 年
・エマニュエル・ボーヴ『ぼくのともだち』 白水Uブックス 平成 25 年

所属学会と学会での活動

日本フランス語フランス文学会
日本比較文学会

経歴

平成2年3月   早稲田大学第一文学部卒業
平成 15 年6月  パリ第四大学博士課程修了(文学博士)
平成 16 年4月  早稲田大学比較文学研究室助手(平成 18 年 3 月まで)
平成 16 年 10 月 信州大学人文学部助教授(平成 19 年 4 月に准教授に職名変更。平成 30 年 3 月まで)
平成 30 年4月  信州大学人文学部教授(現在に至る)

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研究テーマは、<近代日本における西洋文学の受容>とか<近代日本人作家の滞欧体験>とか<移民・亡命者の文学>とか。要するに、比較文学です。あと、翻訳が好きで、20世紀フランスの小説を訳しています。

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