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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

日本史 准教授

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こんなことしています(授業など教育) ゼミの活動

北の大地へ 日本近現代史ゼミ2014春合宿 札幌・小樽 その1

北の大地へ

雪のなかの北海道100年記念塔

  2014年3月17日、JAL513便はよく晴れた新千歳空港に降り立ちました。日本近現代史ゼミ2014年春合宿のはじまりです。   早速、「北海道の味を…」ということで、みそラーメンやらスープカレーやらではらごしらえをして、北海道組・セントレア組、一同、集合しました。   今回の合宿は、日本近現代史ゼミ、春・夏の合宿では大きい方の旅行です。これまでは沖縄に行って、琉球大学と合同ゼミなどしておりましたが、ここ一、二年、北海道出身の学生やら卒業後、北海道大学大学院に進学するゼミ生もいたので、「ちょっと寒いかな」という意見もありましたが、今年は、札幌・小樽です。   テーマは「北海道地域現代史と民衆」。   北海道大学を訪ね、付属図書館北方資料室や総合博物館を見学すること。民衆史運動の現在を議論する研究会を開催すること。小樽商科大学を訪ね、小林多喜二ほか関連史料を閲覧すること。   以上が、具体的な目的となります。   卒業生(東京学芸大学大学院)の小柳津さん、4月から札幌・北海道教育大学に赴任することになった本庄さんが一緒に旅をしてくれることになりました。   

開拓という歴史意識

素人演芸会

  野幌森林公園にある北海道開拓記念館は現在リニューアル中。「北海道開拓の村」も冬期のため閉鎖です。、雪のなか、「北海道100年記念塔」を見に行きます。   「北海道100年記念塔」は1968年に建設。周知のとおりこの年は1868年=「明治100年」のキャンペーンが行われた年です。この大地では「北海道100年」であったわけです。そして、「開拓記念館」…。   この地域の歴史は、「北海道」として始まり、「開拓」として記念される。そんな歴史意識には当然、批判があったことは重要な論点でしょう(ひろたまさき「北海道開拓民衆精神史研究序説」『文明開化と民衆意識』青木書店に収録)。   ここ野幌は、関谷留作・関谷マリ子の名著『野幌部落史』の舞台。そんなことを解説しながら、今夜の宿、定山渓に向かいました。   ちなみに、定山渓の夜は数年ぶりに復活(?)した素人演芸会で盛り上がりました。

北海道大学付属図書館 北方資料室

  2014年3月18日、札幌は朝から小雪が舞う寒い一日となりました。   市内のホテルに荷物をあずけ、道庁の赤レンガを見たりして、10:00北海道大学付属図書館に到着。   今回、北海道大学でお世話になる文学部の白木沢さんにご挨拶をし、早速、「北方資料室」を案内して戴きました。   「北方資料」とは、北海道のみを指すのではなく、樺太(サハリン)・千島列島・アリューシャン列島・ロシア極東地域・シベリア・アラスカ・北太平洋などユーラシア北部の文献を網羅的に収集している全国屈指のコレクションです。   地図や写真、洋書、松浦武四郎・高倉新一郎などの写本類、場所場所請負旧家文書など貴重なもののほか、近現代史でいえば「北海道資料パンフレット」が目を引きます。一般には整理が困難で、大学図書館ではおおむね保存されていないであろう官庁統計・実態調査報告書・市町村勢要覧などの厖大なコレクションです。   普段は北大の教員も入ることのできない「貴重資料室」のなかも見学させて戴きました。   付属図書館「北方資料室」担当・猿橋さんにはたいへんお世話になりました。貴重な経験でした。   

北海道大学総合博物館

  続いて、北海道大学総合博物館を見学。   個人的なみどころは、 ①札幌農学校以来の北海道大学史に関する展示。  2013年、特定秘密保護法の成立を意識してか、1941年12月8日に軍機保護法違反で逮捕されたある北大生についてのパネルが新規で展示されていました(上田誠吉『ある北大生の受難』朝日新聞社1987)。 ②ポーランドの言語学者によるアイヌ民謡の「蝋管」録音。 ③帝国大学以来の人類学と人骨問題。 ④吹き抜けで3Fまでのびている「ナガコンブ」。 ⑤デスモスチルスの完全骨格(植民地下・樺太で発掘)。   理系の学問提示が主要ですが、見ようによっては「知と帝国主義」など様々な問題を考えることのヒントがある展示でもあります。

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