教員紹介

おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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こんなことしています(授業など教育) ゼミの活動

日本近現代史ゼミ 2011年度 卒業論文発表会

社会を問う

2011年度・卒論発表会 風景

  2012年2月10日,2011年度日本近現代史ゼミの卒論発表会が行われました(私は別の用事があり,部分的にしか参加できませんでした)。 本年度に提出された卒論のテーマは以下の通りです(扱う時代順)。 ・「大正デモクラシーと都市政治―1920年代初頭の横浜市政について」 ・「戦後日本マンガ史-マイナーマンガ誌の重要性について」 ・「戦後日本における科学技術と人間社会-並行在来線問題を通して」 ・「三島由紀夫の思想史的研究-戦後における文化現象と消費社会」 ・「「自立」に追いこまれる若者たち-雇用不安とミニコミを中心とした「表現」の可能性」 ・「市民社会と戦争遺跡」   みな個性的で、「いま」を生きることから自分のテーマを模索しつつ作品をしあげてくれました。卒論作成が本格化する前の3月11日,東日本大震災(福島第1原発事故)を受け止めて「科学技術」という問題を全面的に扱うことにしたかたもいました。   総じて、社会への関心が高い学年だった思います。戦争の問題も,それを語り伝える「市民社会にとっての意味」という角度から問題にされています。   卒論本文には叙述がないのですが,「自立とは何か?」について「自分のできなことを理解して,それでも,人と何とか社会をつくろうとすること」ということばをインタビューで聞いてきた方もいます。「支えあった自立」を結論とする,その人には,またいくたりかの人生の曲がり方がまっているでしょうか,そんなことも含めて,それぞれが「自分の問い」を得て卒業してくれればと思います。 ※おいコンも盛り上がりました。   

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