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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

日本史 教授

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こんなことしています(授業など教育) ゼミの活動

2008年度・日本近現代史ゼミ 卒業論文発表会

2009年2月13日、12:30~、今年(2009年)に提出されたゼミ生の卒業論文発表会が行われました。
今年度提出された卒業論文の題目は以下の通りでした。

「〈怠け〉・〈浮浪〉の昭和精神史-詩人・高木護を通して」
「関東大震災と復興-神奈川県を中心に」
「『ゆがみ』・『切断』の時代-都市における前衛表現と大衆・1920/30年代~」
「戦後における『少女文化』と社会」

ちなみに報告は都合により出来ませんでしたが、長くゼミ生活を共にしてきたロシア人留学生は「大正期在ウラジオストク日本人の生活研究」をまとめました。

08年度も印象的な卒論がたくさんありました。震災からの復興過程に注目し、具体的には記念碑分析を行ったもの。明治・大正期ではさかんに論じら れている「少女」論を、戦時・戦後を通観して論じたもの。こちらは、単なる雑誌分析ではなく、編集者の思想史分析および、貸本マンガといった文化の「周縁 部」に視点をあわせたところが重要な問題提起となりました。
アヴァンギャルド美術論を都市社会に生きる人びとの感性の歴史として描こうとした作品は、1920~30年代のひとつの感性のかたち、あるいは時代その ものを描く手法を「モンタージュ的」と印象深いことばで表現し、苛烈な現代社会のなかで〈怠け〉・〈浮浪〉の意味を問い続けた作品では、ひとりの放浪詩人 の思想を追うなかで、「精神的なその日暮らし」ということばと以下の文章を生み出してくれました。

だれしもがつらい、だから一人でがんばれ、ではなくて、つらいなかで、その刹那に手をつないでいこうということ

こうした「問いかけ」に応えていけるだろうか?印象深い卒論発表会でした。

来年度、ゼミに参加予定の1年生諸君も参加して下さいました。卒論発表会のあとは、4年生と韓国からの留学生を交えての追いコンを行いました。

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2009年3月21日、卒業式です。みなさんおめでとう。

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