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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

日本史 准教授

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サークル誌をもとめて

サークル誌をもとめて-08年・初夏・金沢

2008年3月と4月のすえ、金沢を訪ねました。特に4月の石川県立歴史博物館での調査では、戦前以来の社会運動家で、『石川県社会運動史』の編纂でも活 躍された伊藤進さん(故人)の史料を閲覧することができ、1950年代を中心にした金沢におけるサークル運動の一側面を知ることが出来ました。

伊藤さんのコレクションには、1950年代の映画サークル運動や幻灯上映運動などのビラ、チラシが数多く含まれています。また、60-70年代における 市民運動関係の資料もあります。残念ながら、石川県・金沢における映画サークルの系統的な記録ではないのですが、それでも、(1)戦前以来のモダン都市金 沢における戦後大衆文化の諸相、(2)独立プロダクション作製「どっこい生きている」や「 母なれば・女なれば」の製作・上映運動に関する記録を見ることができました。

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「母なれば・女なれば」製作・上映運動関係ビラ。

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映画「どっこい生きている」作製のプロセスをつたえる「どっこい通信」。

映画サークル運動は、1950年代を代表する文化運動です。その具体的な活動についてはまだまだ研究が進んでいません。ましてや地域におけるそれ はほとんど未解明でしょう。今回の調査では石川・金沢の映画サークルの動きはわかりませんでしたが、長野映画サークル協議会『映画サークル』、大阪・京都 などのサークル機関紙、50年代に金沢常設館連盟が発行していた『映画新報』などの貴重なものを収集することが出来ました。

※今回の調査(3月)には文科省科学研究費「戦後における「母」の表象の基礎的研究」の補助を受けた。

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