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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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長野県現代史研究会

長野県現代史研究会第40回例会のおしらせ

「酷暑」といわれた夏もようやく-急に?-過ぎ、秋のさわやかな風がふく良い季節になって参りました。会員の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。長野県現代史研究会第40回例会の案内を差し上げます。
今回は、長野郷土史研究会の長年の調査に関わる長野県映画史の報告です。詳細は同会機関誌『長野』第248、253号をご覧下さい。映画史の研究は、周 知のように佐藤忠男『日本映画史』(全4巻、岩波書店)に代表されるように、作品分析と批評を中軸として多くの貴重な成果を挙げてきました。その一方で、 地方における映画文化のいわばハードの面をなす映画館や観客組織・映画サークルなどの研究は不充分なままであったように思われます。ロケ地ブームや、郊外 型シネコンの存在など、現代における映画文化のあり方を考えるうえで長野県の戦後映画文化史を考えるよい機会になればと思います。


▽報告 小林竜太郎さん(長野郷土史研究会)

長野県の戦後映画史 -映画館の視点から-

▽日時 2007年10月13日(土)  午後2時~5時

▽場所 松本市あがたの森公民館 本館1F 1-1教室

(電話 0263-32-1812 JR松本駅東口下車徒歩10分 あがたの森公園内)

▽参加費 500円(会員は無料)

▽長野県現代史研究会
連絡先 信州大学人文学部 大串研究室
〒380-8621 松本市旭3-1-1
0263-37-2873 ogushi@gipac.shinshu-u.ac.jp

★★★★★例会記録★★★★★
秋ばれの日が限ると少々、寒さも感じるあがたの森公民館で現代史研究会の例会は開催されました。参加者7人と少なめでしたが、松本シネセレクトの方や信州大学人文学部の映画研究の先生、また映画愛好者の市民も参加して下さって、たいへん刺激的な会となりました。
論点は、(1)映画館経営主・支配人とはいったいどんな人物か?-社会運動関係者(たとえば町田惣一郎)が何人かいる、(2)長野県の映画の観客はどの ような階層・特徴のある人たちだったのか?、(3)映画-映画館を地域の、まちの視点から見ることの意味、といったことが議論されました。
小林竜太郎さんの問題提起、「どこで誰が、何時見ても映画は同じなのか? その町でしかできない映画の見方の可能性」といったことばがたいへん興味深く感じられました(2007.10.15-おおぐし)。

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