教員紹介

おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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合宿・フィールドワーク その2

「合宿・フィールドワーク」では、昨年度の夏合宿と今年度春のフィールドワークの内容について書きました。
とはいえ、「フィールドワーク」といっても実際は、博物館・史料館などの見学です。以前、秋のフィールドワークにおいて別所温泉・常楽寺に行き、ご住職 の半田孝淳さんからご尊父・孝海さんの関連史料を見せてもらったことがあります。孝海さんは、戦前来、上田小県地域で展開された自由大学運動にも理解をも ち、さらに戦後は長野県原水爆禁止運動にながく携わってこれらた人物です。孝淳さんかも、孝海さんの思いで話しを聞くことができ、その意味では史料調査と 聴き取りを実際に行うことが出来ました。
また、「松代大本営の保存をすすめる会」の事務局がある長野市「きぼうの家」には、平和のための信州・戦争展で収集された多くの「もの」史料がありますが、これを1泊2日で整理したこともあります。
現在、私は、下伊那郡高森町(旧山吹村)の教員の家(宮下家)の土蔵を整理しています。すでに4年ごしになるので、整理は遅々として進まないのですが、 今年中には目録として完成させたいと思います。宮下さんのご尊父は、(1)戦前からの教員で「満州移民」についても重要な役割を果たした、(2)戦後はあ る時期から公民館長として山吹地域の文化運動に携わった、(3)1950年代に山吹村は、下伊那地域の青年団運動・平和運動の1つの中心となるが、その関 連史料を豊富に残して保存していた、方です。ゼミ生の何人かは、整理を手伝ったもらったこともあるのですが、旧穂高町の役場文書の整理などもあわせて、本 格的な史料調査や聴き取り調査をフィールドワークの構想として組み入れたいと希望しています。

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