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かない ただし

金井 直

哲学・芸術論 教授

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「未来への提案」〜アーティスト平川典俊の選択

日時:2016年10月17日(月)18:30-20:00 会場:信州大学人文学部新棟(経法・人文共同棟)311実習室 講師:平川典俊(アーティスト) 参加費無料
人類や地球の未来について、世界じゅうのクリエイティブなアーティストが集い、ビジョンを提案・共有し、実践していくこと。2013年に設立されたTODAY IS THE DAYは、現代社会のあり方を根本から問い直しつつ、アートが本来的に人々にもたらしうる肯定的な価値や可能性を見いだし、社会へと広げる活動を展開しています。本レクチャーでは、同団体の発起人であるアーティスト、平川典俊氏が、その活動の意義や展望について、福島県双葉郡広野町の子どもたちをシンガポールに迎えるアート保養プログラムなど、具体的な事例をまじえつつ、お話します。
TODAY IS THE DAYは2013年2月に非営利団体としてニューヨークに、同年3月には一般財団として広島に、さらに9月にはシンガポールに、そして2015年11月にはチューリヒにも設立されました。世界を代表するアーティスト、美術館長、作家、音楽家、コレオグラファー、映画関係者等がその顧問やメンバーとなり、グローバルな視点で、アートが社会や人類の未来に貢献していくという極めて公共性の高い活動をすすめています。シンガポールのアート保養プログラムでは、ラサール・カレッジ・オブ・アーツや東京の子ども未来研究所と提携し、また、ニューヨーク大学の協力を受け、アートセラピーをともなう独自の活動を展開しています。
平川典俊(ひらかわのりとし) 1960年生まれ。1988年より写真やインスタレーションの制作を始め、これまでにポンピドー・センター、フランクフルト近代美術館、チューリヒ・クンストハレ、ニューヨークPS1、東京都現代美術館、横浜美術館など、世界各地の美術館で作品発表をおこなう。2012年には群馬県立近代美術館で個展「平川典俊『木漏れ日の向こうに』」を開催。映像作品に「モンペリエの何もない時間」(モンペリエ・ダンス・フェスティバル、フランス、2001年)「ストリングス・オブ・ライト」(BMWグループパビリオン、ミュンヘン、2004年)「リターニング・オブ・ザ・サン」(ブールム・アンド・ポー画廊、ロスアンゼルス、2010年)、「ブラボー」「ファットマン」(被爆者のインタビュー映像 2011年)などがある。著書に『ここにいてここにいない』(青弓社、1991年)など。国内外の大学や研究機関等でのレクチャーも多い。ニューヨーク在住。
主催・連絡先 信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野 金井直 kanait(a)shinshu-u.ac.jp (a)は@

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