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いとう つくす

伊藤 盡

英語学 教授

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授業関連 英語史ゼミ

2010年10月の終りのHalloween

10月29日(金)未明に人文学部棟4階の、英語学資料室前の廊下に

このようなものが見られました。

 

その日の昼休み、さらに午後には秀峰中等学校において何かが起きた模様。

 

英語学ゼミの学生たちと秀峰の英語に興味ある生徒たちとの間に何が起こったのか?!

その模様はテレビ取材まで来て放送されたらしい。

 

僕はその時には東京にいたので、ニュースは見られず仕舞い。残念でした。

誰か、そのローカルニュースを録画した人いないかな。

 

その頃、東京で仕事をしていた僕は、ごはんを買おうとパン屋のチェーン店「北欧」に

立ち寄っていた(小田急沿線が主な店舗のあるところだけれど、八王子にもあります)。

ハロウィーンの特別メニューとして、幾つか面白いパンが売られていた。

なかでもヘンで面白かったのが、コウモリのチョコ・クロワッサン。

 

ちとグロテスクな姿が、でも、ハロウィーンらしくてよかったデス。お味もまあまあ。ごちそうさまでした。

 

ちなみにHalloweenの語末の-eenは、eventideのevenの省略形。

この場合のevenは、「〜でさえ」という意味の形容詞ではなく、eveningの語幹のeven。つまり「夜」


hallowは「聖なる者」という意味だから、「万聖節」と訳されることが多かった。

けれど、米国で、宗教色の薄れたお祭に堕してしまったhallowe'enは、本国英国では祝われなくなった。

だから、英国好きの僕は、halloweenが日本で盛り上がることに対してちょっと懐疑的なところがある。

たとえ、研究室にハロウィーン・ティーの缶が置いてあろうとも、だ。

 

「万聖節」というとても真面目なfestivalがあって、つまりはHallow-dayもきちんとあるからの

hallow-e'enであって、その辺はOEDを見て欲しい。The first day of November が、つまりは

Hallow-dayなのである。

 

聖人たちを記念する日。 殉教した聖人たちを覚える日だ。 少々厳粛な気持ちになる一方で、

歴史的には、ヨーロッパ各国の教会が、それぞれ、聖人を兎に角多く宣伝しようとした経緯なども、

ややシニカルに思い出してしまう。

 

先日書いた日記の記事の「聖オーラーヴル王」も広い意味では聖人であり、それはしかし、

ローカルな聖人なのである。イングランドで、なぜノルウェー王であった彼が聖人として

祀られたのか、ということもまた、日本人はもっと知ってもよいと思い、自分の遅筆を呪うのであ〜る。

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