伊藤 尽

漸く締切ぎりぎりになって原稿を出せました。

この夏にウプサラで行われる第１４回国際サガ学会で発表する論文です。
最近よくあるとおり、この学会もまず最初に発表を本の形で出版してしまうのです。

発表当日は、その論文をもう一度改めて読み直してもいいし、もう内容はわかっているでしょうから、と新しい話題を始める発表者など、実に様々です。

一番人気のあるプレゼンテーションの上手い先生などは、きちんと書いてあることを踏まえつつ、面白い話をどんどんつけたし、そして満場を笑いと拍手で埋めることのできる人。

こんな人は超名人級ですが、そういう先生の発表を聞くと、発表とかプレゼンテーションというのが、普段の考え方の上に成り立っていることがよくわかってとても勉強になるのです。

習い事でも勉強でも、なんでもそうですが、非常によくできる人のそばにいるのが一番よい。
その人のやっていることをそばで見ていることが、何よりも勉強になります。
もちろん、それだけでは、所謂「師を越えることのできない」不肖の弟子、ということになりかねませんが
自分が自分でもわかるほど成長していることを感じるのは、きっとそういう時、しかも若い時です。

僕の場合、師もそうでしたが、先生だけでなく、一緒に時間を過ごすことのできた、周りにいた人たちがみんなそれぞれに凄い人たちだったというのが、なによりも影響が大きかったことだったと思います。

そんなことがあるから、人との巡り合わせということに、とても大きな意味を感じてしまうわけです。

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やれやれ、閑話休題。
とにかくこの４８時間以上、風邪と闘い、鼻づまりと闘いながら、部屋にこもっておりまして、ちょっと不健康な状態です。
お風呂にもシャワーにも浴びてなかったので（笑）、これから帰って体をさっぱりさせてこようと思います。

おっと、そうだ。これが終わったら、今月の末に開かれる学会の原稿も書かなけりゃ。
ええと、連休中に読む本を忘れないようにしなきゃ。