教員紹介

はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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中国関係

杭州便りその7

お見舞い

先月末、松本を強烈な地震が襲ったようで、心配いたしました。笹本先生のブログによれば、少なくとも信大の内部では大過なかったみたいですが、強い余震がくる可能性もあるようですので、どうぞお気をつけてお過ごしください。

雑記⑤世界文化遺産「西湖」

北山路から見た風景

先日、「西湖」が世界遺産(文化遺産)に選ばれました。あまり日本では報道されていないようですので、特にここに記しておきたいと思います。  今は亡き唐詩研究の大家が「私は、杭州を絶対に留学・研修先に選ばない」と仰るのを聞いたことがあります。その理由は、「西湖の美しさに心奪われて、研究なんかできないから」とのことでした。その先生ほどの感性を持ち合わせていない俗人の私は、日夜研究に励んでいるわけですが、そんな心なき私でも「西湖」の美しさに思わず足をとめて呆然と眺めたことが何度もあります。  選考の過程で「この程度の湖なら、我が国にも数多くある」とヨーロッパの委員が語ったそうですが、「自然遺産」ではなく「文化遺産」であるところに「西湖」の卓越した意義があるように思います。歴史文化のエキスがここまで濃密に凝縮した空間はなかなか無いでしょう。日本人の感性の尺によく合う場所だと思いますので、ぜひ遊びにお越しください(ただし、既に最高気温が36度を越えんばかりの勢いで、真夏には40度近くになりますので、その点はご了承ください!)

雑記⑥欧米か!?

宝石山の麓にあり

前にも書きましたように、私はへたれです。護山先生にリスペクトしていただく資格などありません。スタバに入り浸っているだけではなく、「珈琲館」や「西餐庁」ばかり探し廻っています。  ここ最近の流行でしょうか、「龍井茶」で有名な杭州にも、「茶館」ではなく「珈琲館」が激増しています。注意が必要なのは、「珈琲館」といっても、日本の「喫茶店」のようなところからステーキハウスみたいなところまで、実に多彩だという点です。色々と廻ってみて分かったのですが、スタバのコーヒーは安いほうで、「珈琲館」でコーヒーだけ飲もうとすると50元から100元ぐらいかかってしまいます(スタバの「本日のコーヒー」が15元)。「珈琲館」といっても、料理に重きを置いているところが多く、重厚な店構えにたじろいでしまうことがしばしばあります。ただ、いわゆる「セットメニュー」が色々とありますので、「孤食」の身としては助かります。  そしてついに、おいしいイタリア料理の店を発見しました。すごく寄って撮影しているのは、この周りの風景がこの店のたたずまいと全くフィットしていないからです。オーナーはアメリカの方のようで「ニューヨークのイタリアン」を謳っています。「日本人が中国でニューヨークのイタリアンを食するのかー」と感慨にふけりながら、おいしくパスタをいただきました。(さあ、どうぞ、ツッコんでください)

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