教員紹介

はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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中国関係

杭州便りその1

サバティカルのスタート

 皆様のご厚意に支えられ、この4月より一年間、中国浙江省の杭州市でサバティカル(研究休暇)を過ごすことになりました。感謝申し上げます。  杭州市には15年前に家族で住んだことがあり、古巣に帰った気分です。ただ、宿舎は「古巣」のままですが、中国社会の変貌ぶりに今更ながら驚いております。

外国人 携帯を買う

 親友の大学教員が激務を抱えており、教え子をサポーターとして派遣してくれました。この彼(哲学の卒業生のF城君に似ているので、以下「F君」と呼びます)が本当によくしてくれるので、何の問題もなく中国生活をスタートできました。今の中国で何より必要なのは「携帯」だろうと思い、彼に連れられて購入に行きました。  私だけかも知れませんが、フリーターが家を買うぐらいの難度でした。F君がいなければ、たぶん無理だったでしょう。まず家電店に行きました。日本のように携帯会社ごとではなく、機器会社ごとに分かれています。とにかく一番安いやつを買いました。売り子のおばさんの言っていることも、F君の説明も、実はよく理解できませんでした。もっとも、この分からない感じは、日本の携帯会社でも感じたことですが。  さて、中国ではこれで終わりではありません。SIMカードを別途購入しなければなりません。面倒にも思いますが、日本で、発電と送電を一手に担っている電気会社の体質が批判されていたのを思い出し、こちらのほうがまともな気もしました。F君に連れられて、大学の西門まで行くと、椅子に座った怪しげなおじさんがいます。実はこのおじさんがSIMカードの売り子さんで、手書きのノートを見せられて、「どの番号がいいか?」と聞かれ、適当に選んだらカードをくれて、2時間後ぐらいに通じるようになると言われました。確かに、こういう売り子さんは街の各所で見かけます。こういうやりかたでも通じるようになるのだから、「これでいいのだ」という気分になります。

 いまのところ、もっぱら「短信」(ショートメール)中心で使っています。SIMカードを100元で買ったのですが、「短信」は一月200通まで無料です。写真にはありませんが、ギターのピックみたいなストラップが携帯に付いていて、それで画面をタッチして文字入力をします。画面が小さいので、非常に難儀しますが、慣れれば非常に便利です(発音に自信がないですし)。  さて、こんな感じで中国生活をスタートさせました。なお、宿舎近くに「サブウェイ」(中国名「賽百味」)があったので、その写真も載せておきます。私は「へたれ」な人間なので、早速利用してしまいました。「トッピングやソースを選ぶ」段になって私がまごついていると、お兄さんが「これでいいな!」という感じでさっさと作ってくれました。次には、スタバにも行きたいと思います(本当にへたれだなあ・・・)。

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