教員紹介

はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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中国関係

世界の春にはベスト

恒例の言い訳

金山寺

毎年同じことを書いているような気もするが、今年の夏もまた中国に現地調査に赴き、今年の秋もまた雑事に紛れてずっとブログの更新ができずにいた。まだ原稿をかかえている身ではあるが、ここらで小ネタを一つアップしておきたい(いわゆる現実逃避行動である)。 場所は、江蘇省鎮江市の金山寺。ずっと行きたかった場所だ。多くの文人墨客のあこがれの地であり、かの雪舟も訪れた(はずである)。

ゴールドマウンテン名勝チケットセンター

金山景区票務中心

個人的な感想を率直に言えば、ちょっとがっかりした。何だか周りがテーマパークみたいになっていて、どうも落ち着かないのだ。 ということで、眼は自ずとどうでもよいところに向かっていく。例えば、入口の看板(よく見えない方は、画像をクリックして下さい。巨大化します)。「そうですかそうですか、金山はゴールドマウンテンですか。そのままでいいと思うんですけどね。」と思いながら、中に入るともっとすごいのがあった。

世界の春にはベスト

天下第一泉

ぜひ画像をクリックしていただきたい。なんと、「天下第一泉」が「世界の春にはベスト」と日本語訳されているのだ。これは、つまり「泉」を’spring’と英訳した上で、その英語を「春」と訳しちゃったわけですね。五分ほど考えて、この仕組みが分かった。「天下第一の泉」で十分分かるところをこうしてしまう。互いが互いのことをどう理解しているか、そこのところがどうもずれてしまう、昨今の日中関係を象徴するような看板だなあ(アメリカの言葉が間に入っているところなんて、まさにそう)と思いつつ、現地を後にした。 えーと、ちゃんと「現地調査」は行ってます。こんなことばかり調べているわけではありません。信じてください。

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