社会調査

社会調査実習 in 青木村 2009

  社会学分野の2,3年生を中心に、去る11月12日(木)~14日(土)にかけて、青木村でインタビュー調査に行ってきました。

  今年は、社会学分野では、調査票調査(いわゆるアンケート調査)とインタビュー調査の2本立てで研究を進めており、研究室全体が、昨年以上に青木村に浸っている感じです。昨年行ったインタビュー調査をもとに、今年は、2つの調査によって、多面的でより深い理解を目指しています。

  11月12日、早朝から集合して青木村を目指しました。到着後は3つの班に分かれ、また、各班も2,3人程度に分かれて、お話しを伺うために村内に散っていきました。滞在先の文化会館でインタビューをすることもあり、その様子を見ることはできました。3年生にとっては2年目の青木村でのインタビューであり、昨年上級生に従っていた姿とは見違えるほど立派になって、成長していることが感じられました。2年生も頑張って学び取ろうとする姿勢が感じられました。こうして見よう見まねで研究室の文化が引き継がれて行っていることを実感しました。昨年着任した私にとっては、新しい発見でした。

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(なぜか折り紙?)

  夜。初日は、三々五々集まって、話をしたり飲んだりしていました。2日目は夜のミーティングの後に全体で乾杯しました。青木村が恋しくなったのか、2,3年生が仲良くしていることに疎外感を感じたのか、4年生2人が飛び入り参加でやってきました(1人は、新潟にフィールドワークに行っていたはずなのに、わざわざのお越しでした)。私が道の駅で手に入れた椎茸を調理室で焼いてみんなで食べました。焼いただけですが、ゲキウマでした。その後、全体としては解散した後も、また数人で集まっていたりしたようです。…こうして、数日経ってみると、心なしか、これまでよりも、学年間の距離感が縮まるなど、研究室としての一体感が生まれてきたように思います。

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(夜の図)

  最終日は午前中は雨が降っていましたが、道の駅で行われる産業祭に行く時間になると嘘のように晴れてきました。班によっては、産業祭においてインタビューをしていましたが、青木村や姉妹都市の静岡県長泉町で採れた野菜などを買い求めたり、出店でいろいろなものを食したりと楽しみました。

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(産業祭:地元の小学生も頑張っています)

  現在、学生たちは、インタビューの結果をまとめる作業をしています。訊くべきことを訊けなかったとか苦しんでいるようですが、それも含めての学習です。まだこれからも学生たちの忙しい日々は続きます。しかし、準備段階を経て、インタビュー調査も調査票調査も、分析の段階に入りました。これから、どんなアウトプットが出てくるのか、楽しみにしたいと思います。

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