2007年度以前

2007年研究室報より--昨年度の文情フォーラムを終えて

社会学分野では、年に2回研究室報を発行しています。分野内の相互交流が主たる目的ですが、その一部をHPに公開したいと思います。

<<昨年度の文情フォーラムを終えて>>

自分を変えたものは、何故かあみだくじだった。

今年2月に行われた、文化情報論のフォーラム。社学がそれに呼ばれたのは今年かららしく、自分が所属していた観光班も、発表者を選定することに なった。だが、その方法が…あみだくじ。しかも当たりを引いてしまった。なんてこった。しかし、どうせやるからには真剣にやってみよう、ということで、少 し頑張ってみた。
準備期間が1週間ほどしか無かったのは大変だった。発表用のパワポ作成には携わらなかったが、別のところで苦労することになった。プレゼンに不慣れだっ たため、どう話せば良いのかさっぱりだったのだ。(これは全員だったが)発表者が集まっての練習にはできるだけ参加し、口頭で説明することを事前に書き出 したりもした。不安だったため、本屋に行ってプレゼン対策についての本を買ってきたりもした。
1週間というのは短いもので、あっという間にフォーラム当日がやって来た。発表前は本当に緊張したが、舞台に立つと逆に緊張しなくなった気がする。

これを期に、ちょっとだけ自分が変わったと思っている。社学の中での自分の立ち位置が、何となくだが確保できた気がした。
やっぱり人間というのは、何らかの集団に所属しないと生きていけないと思う。だが、集団に所属しているだけでは駄目だとも感じる。うまく言えないが、自 分の役割のようなものが無いと、集団では生きていけないのではないだろうか。どんな集団に所属していても、自分がそこにいる意味を見出せないと、集団で生 きていくことはできない。自分の場合、幸運にも社学における自分の役割(というか、立ち位置)が確立できた。そうすると、次第に社学という集団が好きにな り、居心地が良くなっていった。

今では、あの時のあみだくじに感謝している。

(3年Iくん)

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