第6回 信州大学哲学懇話会大会 シンポジウム開催のおしらせ
シンポジウム 「読書する青春、青春する読書」
てごわい本をがんばって読んでいるということを、誇らしげに語る人はあんまりいません。なにしろ、それは一種の背伸びをしているということですから、まあ気恥ずかしいものなのです。
けれども青春まっただなかの、おとなになりつつある人が、そうした背伸びによって自身の知性に負荷をかけるということは、とても大切なことですし、それによって心の伸びやかさを獲得できるということもあるでしょう。
そしてまた、読書は、いい歳をしたおとなの頭と心にだって、そうしたストレッチ効果をもたらしてくれるはずです。「青春とは心の若さである」のなら、読書によって青春することもできるといえるでしょう。
今回のシンポジウムでは、分子腫瘍学と和漢の古典文学という、専門を大きく異にするお二人の研究者をお招きして、その読書と思索について語っていただき、それを通じて、青春期に深々と読書する、また読書することで青春するという、ある種の贅沢がもつ意味について考えてまいります。
日時:2015年6月27日(土)14:00~16:30
場所:信州大学人文学部人文ホール
提題者
谷口 俊一郎
信州大学教授/信州大学バイオメディカル研究所先端疾病予防学部門長
専門は分子腫瘍学
渡邊 秀夫
信州大学名誉教授/前人文学部長
専門は平安朝文学・和漢比較文学
提題の後,休憩を挟んで質疑応答と意見交換を行います.
主催 信州大学哲学懇話会
連絡先 信州大学人文学部 哲学・思想論分野 篠原研究室
0263-37-2242