日本語教育学研究室 第10回日韓言語文化研修
信州大学と大学間国際学術交流協定を締結している、韓国カトリック大学にて、第10回日韓言語文化研修を行いました。 2010年11月4日(木)から8日(月)までの、4泊5日。 韓国カトリック大学日語日本文化学部の学術祭に参加し、寝食をともにする「顔の見える交流」を実施。日本語スピーチ大会の審査員を、信大日本語教育学の学生がつとめるなど、日本語を媒介語とした交流を展開しました。 2000年から開始した本研修も、はや10周年を迎えました。
学術祭が始まる早朝。カトリック大学生の案内で晩秋のキャンパスツアー。 カ大学生の勉学の成果である日本語スピーチ大会と日本語演劇上演。交流10周年をふりかえる記念講演。総長表敬訪問。などなど、盛りだくさんな1日の始まり。 総長表敬訪問の様子は、その日のうちに、インターネット版カトリック大学広報記事で報道されました。ITを使いこなす韓国社会を実感します。 韓国の大学日本語学科では、日本語の音声や感情表現などを深く学ぶため、ドラマメソッドによる日本語教育が盛んです。本年学術祭の日本語演劇は、「サウンドオブミュージック」でした。 信州大学同窓会の先輩達も学術祭に参加しました。
1年ぶりの再開。そして、新しい友との出会い。 さまざまなことを話します。韓国語を母語とする友達が話す日本語に、耳を傾けます。自分自身の使う日本語についても、考えざるを得なくなる日々です。
民俗村見学と交流会。韓国の歴史を訪ねて交流。 その日の夜は、ペアになった案内役のカトリック大学生の家庭に、それぞれホームステイをし、家庭文化を学びました。 日本への交換留学生のお世話を続けてくださっている、小林様ご夫妻も参加。カトリック大学新聞の学生記者から、この10年間のことについて、インタビューを受けました。 学生記者の1年生は韓国語と英語しか話せないため、日本語学科の学生が通訳。後日、カトリック大学日語日本文化学部学生代表のゾ・ウンソンさんから、日本語訳の付された新聞が送られてきました。 (本研修に対して、信州大学後援会より助成を受けました。記して感謝申し上げます。)