2008年 青木村調査合宿

11月13日(木)から16日(日)にかけて、私たち文化情報論応用実習受講生は、長野県小県郡青木村における社会学分野との合同調査を行ないました。

本年度の応用実習では、2007年7月に信州大学人文学部と連携協定を締結した青木村をフィールドとして、地域ブランド構築の核となる地域資源(有形物に限らず、歴史・文化・教育等も含む広義の資源)の発掘をテーマに調査を行っています。

具体的には、文献調査、行政資料の調査、行政担当者への聞き取り調査、住民の皆さんへの聞き取り調査などを計画・実行することで、主として質的な社会調査法の各過程について、体験的に学ぶことを目的としています。

応用実習受講生は「定住」「教育」「観光」「道の駅」という4つの班に分かれ、4月から11月にかけて、現地見学→問題設定→資料調査→インタビュー項目 決定という段階を、時には問題設定に立ち返りながら、時には社会学分野と協力して、乗り越えてきました。そしていよいよ、4日間にわたる泊まりがけの現地 調査へと向かいました。

当日は朝から天気良好で、日中に限っては全日を通して天気に恵まれました。各班とも、空き時間があれば積極的に外に出て、資料調査や観察調査に向かっていました。

HP2吉田さん①.JPG

真剣にインタビューしています。
回答してくださった皆さま、ありがとうございました。

 

コピー ~ サンライズきだち④.JPGHP子供教育.JPG

観察調査中。
インタビューの合間に行ってきました。

 

HP小学生販売.JPGHP和っしょい.JPG

後半の15、16の2日間には、道の駅あおきを会場に、年に一度の「産業祭」が盛大に開催されていました。この機会も利用して、道の駅利用者の方々へのアンケート調査も行ってきました。4日間で200名以上の皆さんに回答していただきました。

 

HP太鼓全体.JPGHP太鼓近影.JPG

15日、青木村文化会館では「第11回全国義民顕彰集会」が開催され、私たちも聴衆として参加しました。義民太鼓の演奏会では、その迫力に圧倒されました。写真は練習の様子を撮影させていただいたものです。皆さんの熱意が伝わってきます。

そして、調査は無事終了しました。結果的に、70人以上もの方々にインタビューでき、とても充実した調査合宿となりました。

今回、大きな問題もなく調査を終えることができたのは、何より、インタビューのお願いに応えてくださった方々や、40名におよぶ集団合宿の実現に協力して くださった青木村教育委員会事務局の上原さんを始めとする青木村の皆さまのお力があってこそのものでした。お礼状を送らせていただいたものの、お礼はまだ まだ言い足りないほどです。本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

 

HP情報論.JPGHP合同.JPG

さて、11月末現在、応用実習受講生は現地調査から得られた情報をまとめている段階です。
調査に協力してくださった方々の期待に応えるためにも、受講生一同、分析に尽力していきます。

作成した調査報告書は、昨年同様、このホームページに掲載する予定です。また、2009年2月に開催します「文化情報論フォーラム2009」においても調 査報告をさせていただきます。(ただし、こちらは文化情報論からの報告のみになります。詳しくは本ブログのトップ記事をご参照ください。)ぜひ、私たちの 調査の成果をご覧になってください。

―文化情報論応用実習受講生一同―

ページの先頭へもどる