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20190108中国語サロン 湯呑に茶葉を入れる理由

昨年末L先生ご提供の“原香青豆”とこの日2年生Kさん提供の「諏訪湖豆」、中国と日本の豆菓子共演。前者は塩味、後者はほんのり甘い味です。

この日の中国語サロンは、学生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で6人参加でした。

年が明けて最初の中国語サロンですので、ネイティブL先生に“新年好!”とご挨拶、1年生A君が「今年もよろしく」ってどう言うのですか?と質問しました。それに対しL先生「そういう言い方は中国ではありませんね」。日本語では「明けましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いします」はワンセットの如き言い回しですが、中国ではそういった言い回しは存在しないということです。日本語では「どうぞよろしく」系定型挨拶表現はそこかしこで使用されますが、中国語ではその場その場に応じた事柄を述べるのが一般的です。

A君が何かで見たらしく「中国では湯呑に茶葉を入れてそのまま飲むのが普通なのですか?」と質問。それに対しネイティブのL先生が“带盖子的茶杯可以这样喝。”と回答。中国でよくある蓋付き湯呑では、直接茶葉と湯を湯呑の中に入れて、“盖子”=蓋で葉を除けながら飲むことが多く、洗い物も少なくできて合理的です。またL先生が加えて言うには“我喝中国茶的时候这样喝。日本茶的茶叶比较碎,中国茶叶不这么碎。”とのこと。日本茶の茶葉は砕けやすくて細かく、湯呑にそのまま入れて飲む方法ではどうしても茶葉が混じってしまって飲み難く、逆に中国茶は茶葉が大きくしっかりしているので蓋で除けさえすればそのまま飲めるということです。日本人が中国方式の茶葉in湯呑を目にすると引く感覚を持つことが多いでしょうが、その方式にはもっともな合理的理由があるわけです。

◎中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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