お知らせ・報告

20181225中国語サロン ガラスの白菜、玉の白菜

この日L先生ご提供の“原香青豆”、裏面印刷の“与好朋友一起逛街,来一点”=「友達と街へ出かける時に、召し上がれ」というのは日本の発想ではあまり無い宣伝文句でしょう。

この日の中国語サロンは、学生、院生、研究生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で8人参加でした。

留学生G君が提出が必要な作文について添削してほしいというので、2年生N君と私とでチェックすることに。留学生としての生活・学習状況等々を報告するもので、ここの言葉遣いはこうした方がいいんじゃないかと色々口出しするわけですが、その中に大学の留学生課外活動として諏訪ガラスミュージアムへ見学に出かけたことが題材となっていて、ガラスで作られた白菜や下着の作品が意外性があって面白かったというG君の感想がありました。下着はともかく、白菜と言えば数年前に日本で展示されたことが大きなニュースにもなった、台湾故宮博物館の「翠玉白菜」があります。こちらは玉を材料にした工芸美術品であり、野菜を硬い物質で作りあげる点は、手法の違いこそあれガラスと何となく似ている感があります。実際、台湾故宮博物館の土産物として「翠玉白菜」の簡単なガラスミニチュアストラップが手頃な土産品の定番ともなっていています。ですから私の目線ではガラスで白菜を作ってもそれほど意外な感じは受けないのですが、G君にとっては予想外に映ったようです。「翠玉白菜」に限らず、中国の玉を扱う店ではときどき白菜をモチーフにした置物が販売されており、“白菜bai2cai4”と“百财bai3cai2”が“谐音”=音が共通していることから縁起が良いという意味につながります。玉の白菜は当たり前に受け止められているのに、それがガラスになると意外なものだと感じる、その感覚がギャップがあるなと思った回でした。

◎中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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