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20181113中国語サロン サツマイモと放屁

百度画像検索にて“卖烤地瓜”で調べると、中国の伝統的な焼き芋屋のスタイルを見ることができます

この日の中国語サロンは、学生、院生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で7人参加でした。

食べ物がよく話題となる中国語サロンですが、秋の食べ物として「焼き芋」は何て言うんですかと学生から質問。ネイティブのL先生が“烤红薯 kao3 hong2shu3”と言いますが、私の地元の言葉では普通“烤地瓜kao3 di4gua1”と言いますよと解説してくれました。普通話ではサツマイモは“红薯”ですが、中国の東北方言では専ら“地瓜”と言うそうです。学生から芋は瓜(うり)とは違うものなのに不思議~という反応。日本で焼き芋と言えば、イラストなどではやや細長くて皮が赤紫色で中身はこっくりとした黄色で描かれるものとほぼ相場が決まっていますが、中国で“烤地瓜”といったらどんな色や形ですか?日本と同じですか?と私からL先生に質問、すると「そういえば丸いのや白いのもあって、日本とは違うかもしれませんね」とL先生の回答。サツマイモを表す単語は“红薯”だけでなく“白薯bai2shu3”もあり、こちらは中身が焼いた後でも白い焼き芋。また丸っこい形の焼き芋も中国にはあります。風土や作物も異なれば、「焼き芋」定番イメージも差異があるのが当然と言えるでしょう。「サツマイモ」を指す語には“红薯”“白薯”“地瓜”以外にも、各地方言で“甘薯”“山芋”“白芋”“番薯”等々あり、中国人にとっても複雑に感じるようです(リンク先参照)。

学生N君が「ちなみに『おなら』って何て言うんですか?」と質問、「“放屁fang4pi4”と言います」とL先生が即回答。発音だけ耳にして???状態の学生たちも、字は日本語でも使うアレですよとヒントを出すと皆あぁ~という反応。「おなら」という名詞単体でなく、動詞“放”と組み合わせているところも中国語的ポイントです。L先生から追加解説として、“放屁”は会話の中で相手が変なことを口にしたときにそれを打ち消すような使い方がありますよということで、一般の中日辞典でも語彙解説があり、日常会話では結構活躍する言い回しです。日本語の「でたらめばっかり言って!」に近いニュアンスでしょうか。

◎中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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