お知らせ・報告

20180626中国語サロン ユーチューバーと网红

上はライチ味蒟蒻畑、下は中国の“山楂条”(いずれもL先生ご提供)

この日の中国語サロンは、学生、院生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で11人参加でした。

芸能界について話題となり、学部生N君が「リン・チーリンが~」と口にすると非常勤講師L先生からはその人知らないですという反応。超有名だから絶対知っていますよと漢字名の林志玲を示すと、ああLin2 Zhi4ling2なら知ってますとL先生。“志”のそり舌音が上手くできていなかったようで、L先生曰く「冰激凌bing1ji1ling2(=アイスクリーム)かと思いました」。日本語発音リン・チーリンは思いがけずも、中国語のアイスクリームと駄洒落状態でした。
また学生から「ヒカキンが~」を話題に出ると、こちらもL先生にとってはその人知らないですという反応で、いったい何をしている人ですかと質問です。ユーチューバーという、面白い言動を撮影してネットにアップロードし活動するという、とても説明が難しい存在なのですが、それを聞いたL先生“当职业吗?(職業なのですか)”と驚いた様子。すると交換留学生W君がヒカキンなら中国の若者はよく知っていますと言い、付け加えて中国では色々な“网红”がいて、小さな子供も“网红”として活動していますと紹介してくれました。そこで手持ちのタブレットにて“网红 小孩子”と検索をかけると、いろんな“小网红”が出るわ出るわで、5~6歳の女の子が“网红”として活動して随分と稼いでいるなんていう記事まで出てきます。日本での生活が長いL先生はこういった情報は全く知らなかったようで、中国“小网红”の状況にも驚いていたようでした。
日本語では動画サイトYoutubeに由来する形でユーチューバーという語彙ができていますが、中国語では“网”=ネットで+“红”=大人気という、実にシンプルな漢字の組み合わせで従来存在しなかった職業名を作りだすのに成功しています。横文字カタカナ表記に走りやすい日本語と、漢字のベースががっちりしている中国語と、いつもの両言語の対照的な性格が確認できる語彙でありました。

◎中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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