お知らせ・報告

20180612中国語サロン 中国の卒業式では何を着るか

中国の“毕业照”=卒業記念写真を画像検索で見ているところ

この日の中国語サロンは、学生、院生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で11人参加でした。

会場である1階人文サロンでは毎年この時期卒業式用の晴れ着展示会を開いていて、その脇で中国語サロンを行うことに。そのおかげで卒業式に着る衣装が話題となりました。日本の大学の卒業式では男性はスーツ、女性はスーツか若しくは振り袖と袴の晴れ着が一般的でしょう。非常勤講師L先生が「どうして卒業式の着物は普通の着物とは違うのですか?」と質問をし、私からは聞き齧った知識として当時大学教育を受ける女性は少なくその影響もあって着物に加えて男性の袴を身につけていたと説明すると、そうだったんですかと驚いていました。日本の生活が長いL先生ですが、様々な場面における日本の着物の違いは分かっていても、何故違うかという理由までは考えたことがなかったようです。
現在の中国における大学卒業式では“学士服”か“五四青年装”が多いというのが交換留学生W君の説明でした。“学士服”とは、欧米の大学卒業式でよく見るようなマントと帽子の正装姿のこと。“五四青年装”は1919年五四運動当時の学生たちが着ていた服装に由来するもので、特に女性の上着が伝統的で可愛らしいデザインなのが特徴的です。中国では寮生活が基本なので、同じ部屋で暮らした卒業生が衣装をお揃いにして集団で記念写真を撮ることが多いという、日本とは違った卒業記念写真文化が存在するようで、学生たちに“毕业照”を検索していろいろ紹介してくれました。W君曰く、今は卒業シーズンなのでSNSで卒業記念写真を友達に送って見せることがとても多いとのことです。

◎中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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