お知らせ・報告

20180501中国語サロン 「道民」「道産子」のこと

この日の中国語サロンは、学生、交換留学生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方、市民受講の方等、全部で10人参加でした。

この日初参加で顔を合わせた学生たちが中国語で自己紹介したりしたのですが、そうすると自ずと出身地について話題になります。中国語非常勤講師のL先生から「“長野県民”とよく言いますが、“東京都民”とも言うのですか?」と質問。言います言います“都民”も“大阪府民”も“北海道民”とも言いますよと答えると、ああそうだったんですか~と日本語堪能なL先生が少し驚いたようでした。中国語では「出身地+人」の形で“北京人”“上海人”“四川人”という表現を作ることができますが、逆に「都道府県」といった行政単位を入れることがありません。それで「県民」「道民」といった単語が日本語で存在することに意外だと感じたのかもしれません。
「道民」と言えば「道産子」という表現もあるよねと学生たちから話が出ると、「“ドサンコ”って何ですか?」とL先生や中国人院生Lさんから再び質問。ああ中国人にとって「道産子」は分からなくて当然な単語かと、スマホ検索しつつ、北海道特有の小型の馬で、それが転じて北海道出身の人を指す表現として使われると解説しました。馬の「道産子」画像を院生Lさんたちに見せてあげると「小さくて可愛い~」という感想。出身地表現といった一見シンプルな漢字表記でも、日本語と中国語とで分からないと感じるポイントが違うものだなと感じました。

◎今年度の中国語サロンは毎週火曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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